◆カンボジア政府の後押し

 今回のセミナーを前に、本田周辺ではこんな噂が飛び交っていた。参加した企業の関係者が明かす。

「本田さんが仮想通貨ビジネスに参画するという話が出ていました。本田さんと関係が深いカンボジア政府の後押しを受けてのもので、大幅な値上がりが見込めるという話まで流れていた。今回は具体的な話はありませんでしたが、参加者の中には“本田コイン”を買うにはどうしたらいいのか? と周囲に聞いていた人もいたようです」

 現在、ビットコインをはじめとする仮想通貨の市場は、世界で6000億ドル(約66兆円)規模と盛況を誇っている。昨年1年間で20倍以上も値上がりし、億万長者を生み出している。

 そしてカンボジアは新興国のなかでも、とりわけ高い経済成長を続けている。2000年代は10%を超える経済成長を遂げ、2010年代に入ってからも安定的に7%前後の成長率を保っている。今後も大きな成長が見込める「投資先」だと言える。

 本田は2015年11月に行なわれたW杯アジア二次予選でカンボジアを訪れた際に、現地の在留邦人を通じてカンボジアサッカー協会と関係を深めたという。

「とくにカンボジアサッカー協会副会長のキウ・ソメス氏との親交は深く、ACミラン在籍時は、ソメス氏をミラノまで招待した。政府の役人(警察隊幹部)でもあるソメス氏のアテンドで、カンボジアのフン・セン首相と会合を持ったこともあります」(カンボジアサッカー協会関係者)

 そうした繋がりもあって、本田がカンボジア・リーグの「ソルティーロ・アンコールFC」(当時は2部。現在は1部)の経営に乗り出したのは2016年12月のことだ。このチームの幹部もまた、仮想通貨ビジネスについての情報を口にした。

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
西東京の「親子4人死亡事件」に新展開が──(時事通信フォト)
《西東京市・親子4人心中》「奥さんは茶髪っぽい方で、美人なお母さん」「12月から配達が止まっていた」母親名義マンションのクローゼットから別の遺体……ナゾ深まる“だんらん家族”を襲った悲劇
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト