国内

小泉進次郎氏に電撃訪韓計画 韓国次期大統領候補が要請

韓国からもラブコール(時事通信フォト)

 安倍晋三・首相の平昌五輪開会式出席に賛否両論渦巻く中で、小泉進次郎氏が気になる動きを見せている。

 来日した韓国の元喜龍・済州知事と会談(1月26日)した際、「韓国映画『友へ チング』は7回も見た」「TWICE(紅白に出演した韓国の女性アイドルグループ)には日本人のメンバーが3人もいる」と意外な“韓流通”ぶりを発揮したのだ。

 知事はすかさず「招待するからぜひ韓国に来てほしい」と進次郎氏に訪韓を要請。折しも、文在寅・大統領が慰安婦合意の破棄を表明したことで日韓関係は極度に悪化しているだけに、「韓国側には日本で安倍首相以上に人気のある進次郎を招いて熱烈歓迎し、“親韓派”の印象をつくることで首相に一泡吹かせようという狙いが透けて見える」(官邸筋)と警戒されている。

 韓国側の“狙い”が読めない進次郎氏ではないはずだが、訪韓の可能性は高いという見方もある。

「知事は済州島のミカン農家出身でソウル大学に首席で合格。学生運動に身を投じて停学処分を受けたが、復学して検事となり、朴槿恵政権時に野党のハンナラ党国会議員を経て知事に当選したという経歴の持ち主。環境問題に詳しく、済州島の経営に大きな実績をあげて将来の大統領候補との声もある。

 進次郎氏も彼を高く評価しているようで、政治的に利用されないタイミングを選んで招きに応じ、将来の首脳会談のカウンターパートとして交流を深めたいという気持ちはあるんじゃないか」(自民党若手議員)

 隣国がチラつかせた餌を逆利用しようというなら、なかなか“食えない男”である。

※週刊ポスト2018年2月16・23日号

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン