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有賀さつきさん 最期まで「明るく美しい女子アナ」を貫いた

最期まで明るく美しい女子アナを貫いた有賀さん

 元フジテレビアナウンサーの有賀さつきさんが1月31日に亡くなった。52才だった。闘病中だったことは周囲にも知らせていなかった。

 1988年にフジテレビに入社した有賀さん。同期の河野(現・花田)景子(53才)と八木亜希子(52才)とともに「女子アナ3人娘」と称され、大人気となった。

 27才のときにフジテレビを退社しフリーに転身。そして、2002年には、元上司で、フジテレビ解説委員を務めていた和田圭さん(65才)と結婚し、長女を出産した。しかし、2006年に離婚し、シングルマザーとなった。

「シングルマザーとしての子育ても大変だったようです。娘さんは喘息気味で、夜中に咳き込むこともしばしばで、満足に眠れない日々だったそうです。過労から免疫力低下が起こり、ちょっとした傷で腕が腫れ上がり、40度の熱が出て入院しなければならないこともあったとか。その時は、着の身着のまま、娘さんの手を引いて入院したそうです。

 その一方で、生活を支えるために仕事をしなければならない。でも、バラエティーの仕事がたまにくるだけで、後は通販番組とアナウンサー学校の講師だけ。2人で食べていくことはできるけど、有賀さん自身が納得できる仕事ではなかったと思います」(有賀さんの知人)

 決して弱音を吐かない彼女が、心情を吐露したことがあった。昨年2月、有賀さんは自身のブログにこう書いた。

《まあ、とにかく、怒濤の日々でして。。。育児、介護、仕事。シングルペアレント。これらに当てはまる皆さま、いらっしゃいますか? いつごはんを食べたかな? 何時間寝たかな? 自分のことは後回しの日々を15年も続けてはいけませんね。(中略)生活を見直したら、涙が滲んできました。》

 彼女をそこまで追い詰めていたのは、決して「多忙さ」だけではなかっただろう。

「アイドルアナとして彼女の“後輩”だった元TBSアナの雨宮塔子が『NEWS23』のキャスターに抜擢されたことに、かなり複雑な思いを抱いていたようです。とくに雨宮は彼女と同じシングルマザーですから」(前出の知人)

 もう一度“主役”になりたいという渇望と、でも現実には難しいというジレンマ。

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