芸能

不倫ドラマのトレンドに変化 “スル妻”から“サレ妻”へ

『ホリデイラブ』で”サレ妻”を演じる仲里依紗

 芸能界に不倫騒動が相次いだこともあり、不倫を取り上げるドラマが増えている。その傾向に最近、変化が見られるという。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
「サレ妻地獄へ、ようこそ」というキャッチコピー通りの過激な展開で話題を集めている『ホリデイラブ』。同作は、最愛の夫・高森純平(塚本高史)に不倫されてしまう=“サレ妻”・高森杏寿(仲里依紗)を主人公に据えた物語です。

 かつては、不倫に走る妻=“スル妻”を主人公に据え、「まるでロミオとジュリエットのように甘美で切ない純愛として描く」不倫ドラマが多かったものの、今作は真逆のコンセプト。さらに、「不倫を日常に潜む罠として扱った上で、そこから夫婦再構築を描く」という新機軸の物語です。

 思えば、昨年放送された『あなたのことはそれほど』(TBS系)は、“スル妻”・渡辺美都(波瑠)が主人公の物語でした。それ以前も、『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)、『不機嫌な果実』(テレビ朝日系)、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)、『紙の月』(NHK)など、やはり主流はスル妻。

 しかし、前期の昨秋に放送された『ブラックリベンジ』(日本テレビ系)、前々期の昨夏に放送された『カンナさーん!』(TBS系)は、主人公がサレ妻だったほか、来期の今春に放送予定の『あなたには帰る家がある』(TBS系)でも、主演の中谷美紀さんがサレ妻を演じることが発表されています。

 連ドラの主人公が、スル妻からサレ妻に変わっているのは明らかですが、ここまで急激にシフトしたのはなぜなのでしょうか。

◆スル妻を演じた波瑠にバッシングが殺到

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
清武英利氏がノンフィクション作品『記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記』(文藝春秋刊)を上梓した
《出世や歳に負けるな。逃げずに書き続けよう》ノンフィクション作家・清武英利氏が語った「最後の独裁者を書いた理由」「僕は“鉱夫”でありたい」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン