芸能

歌舞伎界で崖っぷちの片岡愛之助 海老蔵までが黙殺

愛之助について言及せず

 世襲が基本の歌舞伎界にあって、一般家庭出身の片岡愛之助(46才)の存在は異色だ。子役として活動しているところを故・十三代目片岡仁左衛門に見出され、9才の時に「片岡千代丸」としてデビュー。19才で仁左衛門の息子・秀太郎の養子となり、六代目片岡愛之助を襲名した。

「当時の愛之助さんは、“自分はよそ者だから”と負い目を感じていたようで、その分、努力は人一倍でした。しかも、謙虚で腰が低く、人なつっこい性格だったので、贔屓にする後援者も多かった」(松嶋屋関係者)

 そんな愛之助は、ドラマ『半沢直樹』でのヒール役の好演などもあり、大ブレークを果たすと、仕事の幅が一気に広がる。しかし、一方ではこんな声も。

「“片岡愛之助の名前を返せ!”という声が、当主の片岡仁左衛門さん(74才)や片岡秀太郎さん(76才)を中心とする松嶋屋の内部から噴出しているというのです。一部の先達たちは“こんなに歌舞伎をないがしろにし続けるならもう辞めたほうがいい”とかなりご立腹だとか。愛之助さんからすれば、歌舞伎の発展もみすえて、舞台やドラマに出演しているのであって、決してないがしろにしているつもりではないのかもしれませんが…」(歌舞伎関係者)

 愛之助が一躍注目を浴びたきっかけは、2010年11月の市川海老蔵(40才)暴行事件だ。顔にけがを負った海老蔵の代役として、たった3日間の稽古で『吉例顔見世興行』を見事に演じ、喝采を浴びた。愛之助にとって、年が近く、歌舞伎界きっての名門・成田屋の本流である市川海老蔵は「盟友」だった。

「お互いを“愛ちゃん”“海老蔵さん”と呼び合う仲で、そもそも愛之助さんがブログを始めたのも、海老蔵さんのアドバイスでした。ただ、お互いのブログに登場していたはずが、ここ1年半以上、海老蔵さんのブログには一切登場していないんです。藤原紀香さんとの結婚式の時、海老蔵は“2人の幸せを分けていただき幸せです”とコメントし、(妻である)小林麻央さんと出席できない寂しさを綴っていましたが、それ以来、公の場で愛之助さんのことに触れていないと思いますよ」(別の歌舞伎関係者)

 愛之助が「隠し子騒動」や熊切あさ美(37才)との交際で世間を騒がせ、『半沢直樹』で大ブレークし、「ラブリン・ブーム」を巻き起こしてから5年が経った。

関連記事

トピックス

維新はどう対応するのか(左から藤田文武・日本維新の会共同代表、吉村洋文・大阪府知事/時事通信フォト)
《政治責任の行方は》維新の遠藤敬・首相補佐官に秘書給与800万円還流疑惑 遠藤事務所は「適正に対応している」とするも維新は「自発的でないなら問題と言える」の見解
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
遠藤敬・維新国対委員長に公金還流疑惑(時事通信フォト)
《自維連立のキーマンに重大疑惑》維新国対委員長の遠藤敬・首相補佐官に秘書給与800万円還流疑惑 元秘書の証言「振り込まれた給料の中から寄付する形だった」「いま考えるとどこかおかしい」
週刊ポスト
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
《高市首相の”台湾有事発言”で続く緊張》中国なしでも日本はやっていける? 元家電メーカー技術者「中国製なしなんて無理」「そもそも日本人が日本製を追いつめた」
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《バリ島でへそ出しトップスで若者と密着》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)が現地警察に拘束されていた【海外メディアが一斉に報じる】
NEWSポストセブン
大谷が語った「遠征に行きたくない」の真意とは
《真美子さんとのリラックス空間》大谷翔平が「遠征に行きたくない」と語る“自宅の心地よさ”…外食はほとんどせず、自宅で節目に味わっていた「和の味覚」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 維新の首相補佐官に「秘書給与ピンハネ」疑惑ほか
「週刊ポスト」本日発売! 維新の首相補佐官に「秘書給与ピンハネ」疑惑ほか
NEWSポストセブン