芸能

朝ドラ直行、キャスターも “伊與ジャイ”チルドレン増加

葵わかなも”伊與ジャイ”チルドレンのひとり

 ドラマで高視聴率をとるのは以前よりも難しくなっているが、そんななかにあって立て続けにヒット作を生み出しているのがこのコンビ。TBSの伊與田英徳プロデューサーと福澤克雄監督だ。放送中の『ブラックペアン』(TBS系)もこの2人が手がけている。今、この2人が抜擢した若手女優ら“伊與ジャイ”チルドレンが急増中だ。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんがその背景について解説する。

 * * *
『ブラックペアン』の1話放送後に話題を集めたのは、主人公の外科医・渡海征司郎を演じる二宮和也さんのダークヒーローぶり。研修医・世良雅志(竹内涼真)を邪魔者扱いし、外科医の高階権太(小泉孝太郎)と横山正(岡田浩暉)を冷酷に打ちのめす一方で、治験コーディネーターの木下香織(加藤綾子)から接待を受け、カリスマ教授の佐伯清剛(内野聖陽)といわくありげなやり取りを見せるなど、印象深いシーンが続きました。

 渡海をはじめとする強烈な登場人物のキャスティングや、緊迫の手術シーンを手掛けているのは、伊與田英徳プロデューサーと福澤克雄監督(愛称「ジャイ」さん)コンビ。これまでTBSの看板枠・日曜劇場で、『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』『流星ワゴン』『下町ロケット』『小さな巨人』『陸王』を手掛けてきたエースチームの両輪です。

 2人の強みは、「自分が面白いと思うものをやり切る」というブレないスタンス。キャスティング、カメラワーク、セリフ、ロケーション、セットなどの「細部まで妥協せず全力を尽くす」ことで、ダイナミックな映像や緊迫感あふれる人間模様を作り上げています。

 スタッフとキャストはもちろん、大量のエキストラを含めた“伊與ジャイ”チームが生み出すパワーと一体感は強烈。たとえば、前作『陸王』では「友情・努力・勝利」という週刊少年ジャンプのような熱い世界観を作り上げました。

◆果敢なオファーを出し、現場で鍛える

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン