また、『ブラックペアン』には、『半沢直樹』『流星ワゴン』『下町ロケット』出演の倍賞美津子さん、『陸王』『下町ロケット』出演の竹内涼真さん、『小さな巨人』『陸王』出演の内村遥さん、『下町ロケット』出演の橋本さとしさん、『小さな巨人』出演の神野美鈴さん、『下町ロケット』出演の小泉孝太郎さん『下町ロケット』出演の今野浩喜さん、『半沢直樹』出演の岡田浩暉さん、『半沢直樹』出演の志垣太郎さんがキャスティングされています。

 これら助演として作品を盛り上げる俳優陣は、“伊與ジャイ”チルドレンと言うより、常連という意味でファミリーと言ったほうがいいでしょう。さらに、レギュラーではなく週替わりのゲスト出演も考えられるだけに、今後も“伊與ジャイ”ファミリーが増える可能性もあります。

 これまでの作品では、立川談春さんら落語家、吉川晃司さんらアーティスト、片岡愛之助さんら歌舞伎役者など多方面から起用してきましたし、『陸王』では終盤に松岡修造さんを登場させて話題を集めました。『ブラックペアン』でも中盤から終盤にかけてサプライズキャストでさらにチルドレンやファミリーを増やすのか、このチームなら期待してもいい気がします。

◆父のように引っ張り、母のようにフォロー

 年上で先輩格に当たり、慶応大学時代はラグビー選手で巨漢のジャイさん。東京理科大という理系畑から地方の制作会社、TBS入社後もADからスタートと地道なステップを経た伊與田さん。まるで、「父親役のように現場を引っ張るジャイさん、母親役のように現場をフォローながらまとめる伊與田さん」と本物の両親のようなイメージがあります。

 1話では、手に汗握る手術シーンに「どのチームよりもキャスティングにこだわる。撮影の手間を惜しまない」と言われる熱さが表れていました。今作でも、チルドレンがどんな成長を遂げるのか、ファミリーのどんな結束が見られるのか。作品同様に注目してみてはいかがでしょうか。

【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン