国内

大谷翔平の94年生まれはゆとりど真ん中でやりたいことに専念

“94年スタイル”は、やりたいことに専念(写真/アフロ)

 今米ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(23才)の人気は高まる一方だ。大谷は1994年生まれだが、同級生で活躍するアスリートや芸能人は数多い。

 フィギュアスケートの羽生結弦、水泳の萩野公介・瀬戸大也、卓球の丹羽孝希、スピードスケートの高木美帆など、世界を舞台に活躍する若きアスリートたちはみな、1994年生まれだ。また、二階堂ふみ、土屋太鳳、広瀬アリスなどの人気女優も同い年だ。著名人だけでなく一般人にも“94年スタイル”がある。都内で働く40代会社員がこう言う。

「うちの会社の2年目にあたる1994年生まれの若手はパソコンや英語を使いこなすうえ、上司や先輩にも物怖じすることなく意見します。その一方で残業はせずサクッと帰宅するし、彼の同期には、『もうこの会社でやることはない』とあっけなく退社した者もいます。われわれの世代なら入社して、すぐに会社を辞めるなんて考えられませんが、時代は変わったなと思います」

 そんな1994年生まれに強い影響を与えたと多くの人が指摘するのが「ゆとり教育」だ。それまでの詰め込み教育から、子供たちが自ら学び考える力の育成を目指したゆとり教育は実質的に2002年から始まった。このとき1994年世代は8才。小学2年生だ。

「1994年生まれはゆとり教育のど真ん中だったんです」と言うのはその年に生まれた歌手の家入レオだ。

「私たちが小学校に入ってすぐに週休5日制が始まり、高校に入った途端にゆとりの見直し(2011年)があって、小中学校で土曜日の授業が再開されました。だから1994年生まれは、実際に学校に行った日数がいちばん少ない世代なんです。その分、私たちには自由な時間がありました。そのなかで自分がやりたいことに打ち込み、何でも自分で判断する能力を養ったのです」

“これだからゆとりは”とさんざん揶揄された世代だが、1994年生まれに卑屈さはなく、飄々と「自由」を謳歌しているように見える。「ゆとり教育の生みの親」とされる元文科省官僚で京都造形芸術大学教授の寺脇研氏が指摘する。

関連記事

トピックス

無期限の活動休止を発表した国分太一
「給料もらっているんだからさ〜」国分太一、若手スタッフが気遣った“良かれと思って”発言 副社長としては「即レス・フッ軽」で業界関係者から高評価
NEWSポストセブン
ブラジル訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《クッキーにケーキ、ゼリー菓子を…》佳子さま、ブラジル国内線のエコノミー席に居合わせた乗客が明かした機内での様子
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン
”アナウンサーらしくないアナウンサー“と評判
「笑顔でピッタリ腕を絡ませて…」元NMB48アイドルアナ・瀧山あかねと「BreakingDown」エース・細川一颯の“腕組み同棲愛”《直撃に「まさしくタイプです(笑)」》
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《TOKIO・国分太一が無期限活動休止》「演者とスタッフは“独特の距離感”だった」関係者が明かす『鉄腕DASH』現場の“特殊な事情”
NEWSポストセブン
グラビアのオファーも多いと言われる中川安奈アナ(本人のインスタグラムより)
《SNSで“インナーちらり笑”》元NHK中川安奈アナが森香澄の強力ライバルに あざとキャラと確かなアナウンス技術で「ポテンシャルは森香澄以上」との指摘
週刊ポスト
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《スタッフに写真おねだりか》TOKIO・国分太一は「コンプライアンス上の問題行為が複数あった」…日本テレビに問い合わせた結果
NEWSポストセブン
不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《美女モデルと不倫》妻・観月あこに「ブラックカード」を渡していた錦織圭が見せた“倹約不倫デート”「3000円のユニクロスウェットを着て駅前チェーン喫茶店で逢瀬」
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
インドのナレンドラ・モディ首相とヨグマタ・相川圭子氏(2023年の国際ヨガデー)
ヨグマタ・相川圭子氏、ニューヨーク国連本部で「国際ヨガデー」に参加 4月のNY国連協会映画祭では高校銃乱射事件の生存者へ“愛の祝福”も
NEWSポストセブン