芸能

横澤夏子 女芸人としてレアケースな活躍ぶりの理由

CMにも引っ張りだこの横澤夏子(indeed公式サイトより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、番組にCMに横澤夏子が引っ張りだこの理由を考察。

 * * *
 このところ、女性ピン芸人、横澤夏子が出演するCMをよく見かける。

 斎藤工と泉里香が「仕事、バイト探しは…」と、“お仕事コスプレ”に挑戦し続ける『Indeed』(リクルート)に千鳥大悟と共に加入したのが横澤。

 夏が近づいてきてオンエアチャンスが増えている『花王 8×4パウダースプレー』では要潤と共演しているし、『サントリー流々茶』のCMで中条あやみとへそ出しウェアになって「腸活体操」をしていたのも横澤夏子だった。

 クライアントはどれもメジャー級であり、共演者もイケメンやトップモデルばかり。そうした画面の中で、横澤は得意の顔芸を披露しながらも、女芸人にありがちな「ブスキャラ」「デブキャラ」とは一線を画す役割であることがわかる。

 顔はともかく、泉里香や中条あやみと並んでも遜色ないのは、横澤の身長が172センチとモデル並みだから。

 男性芸人の先輩からは「顔が大きい」と、しばしばツッコまれているが、決してバランスが悪いワケではなく、ロングヘアや、ひな壇に座る際の衣装も含め、どこかOLさんぽいのが横澤最大の魅力と言えよう。

 プロフィールを見ると、『NTTドコモ』や『カネボウ化粧品』『森永製菓』など、これまたメジャーどころのWEB動画にキャラクターとして立て続けに起用されたのが2016年。

 横澤が『エンタの神様』(日本テレビ系)で一気に注目されたのが前年の2015年で、『ものまねグランプリ』(同)初出場でコロッケら“名人”を圧倒して優勝したのが同年末のことだった。

“ものまね”と言っても横澤のそれは、有名歌手や俳優ではなく、アラサーOLの“あるある”や、高校の合唱部の女性指導者など、一般人。なのに優勝した背景には、日夜、新しい芸人を見つけ出しては、なんとか売れてほしいと願っている「お笑い番組スタッフ」特有の熱き想いや応援があったに他ならない。

 ピンの女芸人では、横澤と同じく“一人コント”を得意とする友近や柳原可奈子という先達もいるのだが、もっともフツーっぽくて、同年代女性の等身大に近いのが横澤夏子と言える。

 そのフツーっぽさはドラマ出演にも活かされており、武井咲がTIFFANYの広報担当役をしていた『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)で横澤は武井の先輩役を好演している。

 同ドラマはTIFFANY JAPANの全面協力で撮影されていて、同僚のキャスティングは当然、TIFFANYに居そうな女優や男優たちが選ばれたのだが、そこでも横澤は違和感がなく、筆者は「ハイブランドのプレスに、こういう人、いるよね~」と思ったものである。

関連記事

トピックス

安達祐実と元夫でカメラマンの桑島智輝氏
《ばっちりメイクで元夫のカメラマンと…》安達祐実が新恋人とのデート前日に訪れた「2人きりのランチ」“ビジュ爆デニムコーデ”の親密距離感
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《安達祐実の新恋人》「半同棲カレ」はNHKの敏腕プロデューサー「ノリに乗ってる茶髪クリエイターの一人」関係者が明かした“出会いのきっかけ”
NEWSポストセブン
イベントの“ドタキャン”が続いている米倉涼子
「押収されたブツを指さして撮影に応じ…」「ゲッソリと痩せて取り調べに通う日々」米倉涼子に“マトリがガサ入れ”報道、ドタキャン連発「空白の2か月」の真相
NEWSポストセブン
元従業員が、ガールズバーの”独特ルール”を明かした(左・飲食店紹介サイトより)
《大きい瞳で上目遣い…ガルバ写真入手》「『ブスでなにもできないくせに』と…」“美人ガルバ店員”田野和彩容疑者(21)の“陰湿イジメ”と”オラオラ営業
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《“奇跡の40代”安達祐実に半同棲の新パートナー》離婚から2年、長男と暮らす自宅から愛車でカレを勤務先に送迎…「手をフリフリ」の熱愛生活
NEWSポストセブン
明治、大正、昭和とこの国が大きく様変わりする時代を生きた香淳皇后(写真/共同通信社)
『香淳皇后実録』に見当たらない“皇太子時代の上皇と美智子さまの結婚に反対”に関する記述 「あえて削除したと見えても仕方がない」の指摘、美智子さまに宮内庁が配慮か
週刊ポスト
「ガールズメッセ2025」の式典に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月19日、撮影/JMPA)
《“クッキリ”ドレスの次は…》佳子さま、ボディラインを強調しないワンピも切り替えでスタイルアップ&フェミニンな印象に
NEWSポストセブン
結婚へと大きく前進していることが明らかになった堂本光一
《堂本光一と結婚秒読み》女優・佐藤めぐみが芸能界「完全引退」は二宮和也のケースと酷似…ファンが察知していた“予兆”
NEWSポストセブン
売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕された池袋のガールズバーに勤める田野和彩容疑者(21)
《GPS持たせ3か月で400人と売春強要》「店ナンバーワンのモテ店員だった」美人マネージャー・田野和彩容疑者と鬼畜店長・鈴木麻央耶容疑者の正体
NEWSポストセブン
日本サッカー協会の影山雅永元技術委員長が飛行機でわいせつな画像を見ていたとして現地で拘束された(共同通信)
「脚を広げた女性の画像など1621枚」機内で児童ポルノ閲覧で有罪判決…日本サッカー協会・影山雅永元技術委員長に現地で「日本人はやっぱロリコンか」の声
NEWSポストセブン
三笠宮家を継ぐことが決まった彬子さま(写真/共同通信社)
三笠宮家の新当主、彬子さまがエッセイで匂わせた母・信子さまとの“距離感” 公の場では顔も合わさず、言葉を交わす場面も目撃されていない母娘関係
週刊ポスト
Aさんの左手に彫られたタトゥー。
《10歳女児の身体中に刺青が…》「14歳の女子中学生に彫られた」ある児童養護施設で起きた“子供同士のトラブル” 職員は気づかず2ヶ月放置か
NEWSポストセブン