国内

「女子アナも被害」証言 テレ朝の社内セクハラ問題

小川アナの報ステでの態度も話題に(写真:ロケットパンチ)

 財務次官によるセクハラ問題を機に、社内のセクハラ対策に乗り出す企業が増えているが、想像以上にひどい実態が報告されることも多いという。この企業もその一社なのだが、ちょっと事情が違う。福田淳一・前財務次官に被害を受けた女性社員が所属するテレビ朝日が、問題発覚後に行なった社内緊急調査のアンケートの結果、回答者のうち社外関係者からセクハラを受けた女性は34%、社内関係者からセクハラを受けたのは56%にものぼっていた。社内アンケートには、これまで燻っていた女性社員の怒りが一気に噴出した様子が見て取れる。

 福田前事務次官のセクハラ問題発覚直後に、いち早くそうした憤りを露わにしたのが、7年間にわたり『報道ステーション』のサブキャスターを務める小川彩佳アナウンサー(33)だったといわれる。

 彼女に“異変”が起きたのは、女性記者が被害者だったことをテレ朝が公表した直後の4月19日の放送中だった。問題を取り上げた後、次の話題に移行するタイミングで小川アナはすぐに原稿を読み始めず、小さくため息をつくと、眉間にしわを寄せて、首をかしげるような仕草を見せた。

 その後、「すぅ~っ」と大きく息を吸ってから、両手を“トンっ”と机の上に置いて身を乗り出し、憮然とした様子で「さて、続いてのニュースにまいります」と立ち上がった。それが“不満の表明”に見えた視聴者は少なくなかった。

 その直前、番組コメンテーターの後藤謙次氏は「女性記者から相談を受けたときの対応は大いに反省してもらいたい」とする一方、「(テレ朝は)記者会見して事実を公表した。これはギリギリセーフだった」と発言していた。報道局関係者が言う。

関連記事

トピックス

WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
高校時代には映画誌のを毎月愛読していたという菊川怜
【15年ぶりに映画主演の菊川怜】三児の子育てと芸能活動の両立に「大人になると弱音を吐く場所がないですよね」と心境吐露 菊川流「自分を励ます方法」明かす
週刊ポスト
ツキノワグマは「人間を恐がる」と言われてきたが……(写真提供/イメージマート)
《全国で被害多発》”臆病だった”ツキノワグマが変わった 出没する地域の住民「こっちを食いたそうにみてたな、獲物って目で見んだ」
NEWSポストセブン
2020年に引退した元プロレスラーの中西学さん
《病気とかじゃないですよ》現役当時から体重45キロ減、中西学さんが明かした激ヤセの理由「今も痺れるときはあります」頚椎損傷の大ケガから14年の後悔
NEWSポストセブン
政界の”オシャレ番長”・麻生太郎氏(時事通信フォト)
「曲がった口角に合わせてネクタイもずらす」政界のおしゃれ番長・麻生太郎のファッションに隠された“知られざる工夫” 《米紙では“ギャングスタイル”とも》
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
将棋界で「中年の星」と呼ばれた棋士・青野照市九段
「その日一日負けが込んでも、最後の一局は必ず勝て」将棋の世界で50年生きた“中年の星”青野照市九段が語る「負け続けない人の思考法」
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン