国内

平成13年を振り返る 9.11テロ、USJ開業、小泉内閣など

この年、9.11米・同時多発テロが起きた(写真/共同通信社)

 来年の春で幕を閉じる「平成」の時代には、様々な出来事があった──。今回は平成13年(2001年)の重大ニュースを振り返る。

 米国史上最悪の被害をもたらした、アメリカ同時多発テロ事件(9.11事件)が発生。ハイジャックされた旅客機4機のうち2機がニューヨークの世界貿易センタービルに相次いで衝突。1機は米国防総省(ペンタゴン)に激突し、1機はピッツバーグ郊外に墜落。約3000人以上が犠牲になった。米国は、アフガニスタンに潜伏中のオサマ・ビン・ラディンを首謀者とするグループの犯行と断定。支援するタリバン政権を攻撃し、崩壊させた。

 国内では森喜朗前首相の退陣表明を受け、小泉純一郎内閣発足。田中眞紀子外相ら過去最多の女性閣僚5名を登用。

 大阪では小学校の通用門から校内に侵入した宅間守(2004年に死刑執行)が児童らを刃物で襲撃。2年生の女児7人と1年生の男児1人が亡くなり、児童と教諭あわせて15人が重軽傷を負った。この事件を機に各地の学校で校門の施錠や防犯カメラの設置等、安全対策が強化された。

 9月、国内で初めて狂牛病(牛海綿状脳症・BSE)に感染した牛が発見された。国民の牛肉離れが進むなか、店頭に「お願い 助けてください」と張り紙をして話題を呼んだ『ペッパーフードサービス』の一瀬邦夫社長は現在ステーキ専門店『いきなり!ステーキ』で大当たり。

 うれしいニュースでは、12月1日、皇太子ご夫妻に第1子がご誕生。敬宮愛子さまと命名された。

 芸能界では人気絶頂だった反町隆史と松嶋菜々子が入籍。記者会見はふたりが交際するきっかけとなったドラマ『GTO』の撮影場所、フジテレビ内で行われた。映画では宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が観客動員数日本最高記録の2350万人を達成。

 ヒット商品では携帯型デジタル音楽プレーヤー『iPod』。この年の流行語は「塩爺」「『明日があるさ』」など。

■平成13年の主な出来事
1月22日 初の外国人横綱・曙が引退
2月22日 反町隆史と松嶋菜々子が入籍会見
3月3日 『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』オープン
4月1日 家電リサイクル法施行。食品リサイクル法も5月に施行
4月6日 配偶者暴力防止・被害者保護法(DV防止法)成立。10月13日施行
4月26日 第1次小泉内閣発足
6月8日 大阪・池田市の大阪教育大附属池田小学校で男が児童8人を刺殺
9月4日 『東京ディズニーシー』オープン
9月10日 BSE(狂牛病)に感染した乳牛が日本で初めて見つかる
9月11日 米・同時多発テロ事件が発生
10月1日 NTTドコモが第3世代移動通信システム『FOMA』開始
11月17日 アップルから『iPod』が発売
12月1日 敬宮愛子内親王がご誕生

※女性セブン2018年11月22日号

関連記事

トピックス

都内の高級住宅街に大きなあ戸建を建設中の浅野温子
浅野温子、都内高級住宅街に二世帯住宅を建設中 資産価値は推定5億円、NHK元アナウンサーの息子一家との同居で始まる“孫育て”の日々
女性セブン
再婚妻との子どもが生まれた東出昌大。杏はイラストで子どもとの日常を投稿
《東出昌大と新妻による出産報告も突然のYouTube休止》3児の母・杏がSNSに投稿していた「家族イラスト」の意味深な背景
NEWSポストセブン
女優の吉岡里帆(右)と蓮佛美沙子がタッグを組む
【吉岡里帆×蓮佛美沙子】能登復興祈念公演ふたり芝居『まつとおね』で共演 吉岡「蓮ちゃんは、まさに頼りになる『あねさま』」、蓮佛「見ているとハグしたくなるんです」
週刊ポスト
日本の企業が続々と大谷翔平選手を広告に起用
【毎週のように新しい大谷翔平が登場】ニューバランス、雪肌精、セコム、ファミマ…大谷の2025年新CMで打線を組んでみた 文句なしの4番は鬼滅コラボ
女性セブン
父親で精神科医の田村修容疑者(SNSより)
「供述に信用できない部分も…」ススキノ事件・田村修被告に執行猶予判決、求刑懲役10年を大幅に下回ったワケ
NEWSポストセブン
3つの出版社から計4冊の書籍が発売された佳子さま(時事通信フォト)
「眞子さんにメッセージを送られているのでは」佳子さま(30)のワイン系ツイードジャケットに込められた“特別な想い”《お二人の思い出の場でお召しに》
週刊ポスト
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵容疑者(62)
【独占入手】女占い師の自殺教唆事件で亡くなった男性の長男が手記「200万円の預金通帳を取り上げられ…」「学費と生活費をストップ」、さらに「突然、親子の縁を切る」 警察に真相解明も求める
NEWSポストセブン
2023年12月に亡くなった八代亜紀さん
《前代未聞のトラブル》八代亜紀さん、発売予定の追悼アルバムの特典に“若い頃に撮影した私的な写真”が封入 重大なプライバシー侵害の可能性
女性セブン
旭琉會二代目会長の襲名盃に独占潜入した。参加者はすべて総長クラス以上の幹部たちだ(撮影/鈴木智彦。以下同)
《親子盃を交わして…》沖縄の指定暴力団・旭琉會「襲名式」に潜入 古い慣習を守る儀式の一部始終、警察キャリアも激高した沖縄ヤクザの暴力性とは
NEWSポストセブン
キルト展で三浦百恵さんの作品を見入ったことがある紀子さま(写真左/JMPA)
紀子さま、子育てが落ち着いてご自身の時間の使い方も変化 以前よりも増す“手芸熱”キルト展で三浦百恵さんの作品をじっくりと見入ったことも
女性セブン
被害者の「最上あい」こと佐藤愛里さん(左)と、高野健一容疑者の中学時代の卒業アルバム写真
〈リアルな“貢ぎ履歴”と“経済的困窮”〉「8万円弱の給与を即日引き落とし。口座残高が442円に」女性ライバー“最上あい”を刺殺した高野健一容疑者(42)の通帳記録…動機と関連か【高田馬場・刺殺】
NEWSポストセブン
緑の芝生に映えるチームカラーの青を基調としたユニフォーム
《横須賀から全国へ》16年ぶりの名門復活へ歩み始めた日産野球部、伊藤新監督が明かした意気込みとチーム作り「技術の日産ふさわしいチームに」
NEWSポストセブン