スポーツ

離婚の貴乃花 景子さんは泣きながら「協会に残るべきだった」

11月3日、福岡の「炭坑節まつり」にそろって参加していた景子さんと貴乃花

 10月上旬、都内の閑静な高級住宅街。その中にあって、10台以上の監視カメラが設置された瀟洒な邸宅は、異様な雰囲気を醸していた。夕方6時前、花柄のロングスカートに淡い黄色のカーディガンを着た女性が鉄製の扉を開けて出てきた。花田景子さん(54才)は、待たせていたタクシーに向かい、俯いたままハイヒールの音を激しく鳴らし小走りでかけていく。

「貴乃花親方との離婚協議が進んでいると聞きましたが…」

 本誌・女性セブン記者がそう質問を投げると、景子さんは一瞬驚いた表情を見せ、眉間にしわを寄せた。だが、記者の顔を一瞥するとすぐに顔を伏せ、質問には答えないままタクシーに乗り込んだ。

「運転手さん、ドアを閉めてください! 早く閉めてってば!」

 険しい表情の景子さんを乗せたタクシーは、その場から走り去っていった──。

 景子さんと元貴乃花親方(46才)の離婚が成立する、わずか3週間前のことだった。しかし、本誌が離婚を直撃した数日後、長男・優一(23才)が景子さんと貴乃花の仲睦まじい2ショット写真をブログに掲載。

《喧嘩するほど仲がいい二人です》というコメントが付き、まるで離婚情報を打ち消すかのような“アピール”に見えた。

「夫婦の間には修復不可能な亀裂が入っていたともっぱらのうわさでしたが、この2ショット写真を見て、多くの関係者が“離婚はまだないだろう”と安堵したそうです」(相撲関係者)

 だが、この直後に貴乃花は離婚届を提出。23年間に及ぶ結婚生活にピリオドを打ったのだ。

 日本相撲協会への退職届の1か月後に離婚届――この間、夫婦の関係は大きく揺れ動いていた。そもそもの発端は昨秋に起こったモンゴル人力士間における暴行事件である。加害者である元横綱・日馬富士が殴打した貴ノ岩は貴乃花部屋の所属で、当時親方だった貴乃花は、昨年末に責任を取る形で理事解任を決議された。

 起死回生で挑んだ今年2月の理事長選で落選すると、「理事」から最低位の「年寄」にまで降格。理事経験者の年寄降格は過去に例がないほどの“急降下”だった。

 その後、自身の部屋の力士の暴行事件も発覚し、さらに監督責任を問われる事態となった。6月には貴乃花一門が消滅。相撲協会における影響力は“ほぼゼロ”となった。

 不運は続き、8月には夏巡業で訪れていた秋田県内の体育館で倒れ、病院に緊急搬送された。一時、意識不明という情報もあった。

「この頃の親方は満身創痍でした。相撲協会では居場所をなくし、部屋でも神通力をなくしかけていた。こんな時に頼りになるのが家族なのでしょうが、そこでの立場も失っていたに等しい状態だったのです」(後援会関係者)

 貴乃花が緊急搬送された際、景子さんは病院にすら行かず、「若い人がいるから平気でしょう」と話していたという。

「夫婦関係は冷えきっていたが、離婚の決意まではしていなかった。別居生活は続き、会話もほとんどありませんでしたが、女将さんとして部屋に出入りしていたし、関係各所には女将さんとして対応し続けていましたから」(スポーツ紙記者)

関連記事

トピックス

ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《巨人の魅力はなんですか?》争奪戦の前田健太にファンが直球質問、ザワつくイベント会場で明かしていた本音「給料面とか、食堂の食べ物がいいとか…」
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト