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丸佳浩はどうなる? 巨人FA選手は5月までの成績で明暗

丸佳浩は2年連続MVPの実力を巨人でも発揮できるか(写真:時事通信フォト)

 広島からFA宣言していた丸佳浩が巨人への移籍を表明した。丸は「野球人として環境を変えて一から勝負したいという気持ちが出てきた」と理由を述べ、11月30日の朝に原辰徳監督に電話で意思を伝えたという。1993年オフに導入されたFA制度で、巨人に移籍する選手は26人目となる。野球担当記者が話す。

「20年前と比べれば、巨人への注目度は下がり、プレッシャーも軽減されているとは思いますが、未だに良くも悪くも話題に上る球団です。まして、同じセ・リーグでライバルの広島から巨人への移籍は、丸自身に大きな重圧を与えるでしょう」(以下同)

 これまで巨人でFA移籍元年にクリーンアップを任された1994年落合博満、1995年広沢克己、1997年清原和博、2000年江藤智、2007年小笠原道大、2012年村田修一という6選手の成績を参考に丸の来季を占ってみると、あるポイントが見えてくるという。

「5月までにある程度の数字を残すか、チームが優勝を狙える位置に付けていること。これが、丸の来季のカギを握ると言っても過言ではありません。それほどスタートダッシュが肝心です」

 6選手の5月終了時点の成績を振り返ってみよう。

(西暦/選手名/打率/本塁打/チーム順位)
1994年/落合/2割7分0厘/7本/首位
1995年/広沢/2割1分7厘/4本/2位
1997年/清原/2割2分9厘/7本/最下位
2000年/江藤/2割5分0厘/11本/2位
2007年/小笠原/3割3分6厘/14本/首位
2012年/村田/2割7分5厘/4本/2位

 小笠原のように個人もチームも状態が良ければ、その後の大崩れは考えにくい。実際、この年の巨人は5年ぶりのリーグ優勝を果たし、小笠原はMVPに輝いた。この時にも指揮を執っていた原監督は、丸に小笠原のような活躍を期待しているだろう。

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