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巨人の大型補強 成功する年と失敗する年の大きな差とは?

 一方で、1995年や1997年、2017年の補強は、チームにないピースを埋めるものとは言い難かった。

「1995年はサードにハウエルが来たことで、チームリーダーの原辰徳があぶれ、若手で期待の星だった吉岡雄二のチャンスがなくなった。広沢はファーストに落合博満がいたため、本職ではないレフトを守った。FAで来た広沢を不調でも使うため、ベテランの吉村禎章のスタメン機会も激減した。

 結果的に適材適所という言葉から大きく離れるチーム構成となり、かつての主力が移籍組に追いやられる形で不協和音が生まれ、若手の意欲も削ぐ結果となりました。しかも、本来補強すべきだったリリーフ陣は前年と変わらない陣容でした。補強ポイントを間違えていたと言えるかもしれません」

 1997年は落合の代わりに清原、マックの代わりにルイス・サントスが加入。プラスになる補強というよりは、単に穴を埋めただけだったかもしれない。他にも近鉄から石井浩郎、ロッテからヒルマンというビッグネームを獲得していたが、2人はケガでほとんど出場できずに終わった。

「この年もリリーフが弱かったのに、そのパーツを補うことはなかった。2017年は糸井嘉男(オリックス→阪神)、岸孝之(西武→楽天)を狙っていたが、2人にその気はなく、方向転換。山口、陽、森福のFA3人組はいずれも故障持ちで、期待通りには働かなかった印象です。失敗した年は余剰人員が生まれたり、故障で活躍できない選手がいたりするという傾向があります」

 翻って、今オフの補強である。

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