芸能

3代にわたって離婚をした花田家、“離婚遺伝子”の影響も?

花田優一は離婚。「離婚遺伝子」は存在する?

「うちも祖父母、父母、叔父と離婚してるわ。しかも全部父の家系」
「でも、3代も続くって…もしかして、離婚も遺伝するのかなぁ」

 などと話題沸騰なのは、先日離婚を発表した花田優一(23才)だ。2018年11月、母・河野景子さん(54才)と元貴乃花(46才)が離婚を発表したばかり。

 思い返してみれば、貴乃花の母・藤田紀子さん(71才)も2001年に、兄・花田虎上(47才)も2007年に離婚している。3代に及んで離婚が繰り返されたことで、冒頭のように“遺伝”を疑う突拍子もない声が出ているようなのだ。

 だが、この疑惑、「ない」わけではない。実は欧米では、結婚生活と遺伝の関係についての研究が進んでいる。

 2008年、スウェーデンの研究チームが発表した論文によると、「AVPR1A」という遺伝子に、ある特定の変異をもつ男性は、妻に不満を持たれている割合が高かった。さらに、過去1年以内に離婚や結婚生活の破たんを経験した男性の割合は、他の男性の2倍以上だったという。ちなみに、女性はこの遺伝子変異による影響がみられなかった。

 慶應義塾大学教授(行動遺伝学)の安藤寿康さんが解説する。

「この遺伝子『AVPR1A』は、バソプレッシンというホルモンの生成をコントロールする役割があります。バソプレッシンは俗に父性愛のホルモンといわれていて、妻子への愛情や、妻子を守るための縄張り意識に影響を与えることがわかっています。このホルモンが多いと一夫一婦制が維持しやすい。この研究で遺伝的変異がみられた男性は、バソプレッシンがうまく生成されず、妻や子供との関係が悪化しやすくなり、離婚に結び付く傾向があるのかもしれません」

 離婚の原因というのはさまざまだ。子供や妻に愛情はあっても浮気を繰り返してしまったり、浪費癖がある人もいる。それらも遺伝が関係しているという。

「人間のあらゆる性格、行動の個人差には約30~50%の遺伝の影響があります。離婚の原因となりやすいアルコールへの依存体質や暴力的な性格なども遺伝的ですので、それが子供にもみられると、間接的に離婚しやすい傾向になる。しかし、男女の仲にはたくさんのきわめて複雑な要因が関与していますから、親が離婚しているからといって子も離婚しやすいとは思わないでほしい」(前出・安藤さん)

 花田家の場合は果たして!?

※女性セブン2019年1月3・10日号

関連記事

トピックス

2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
卓球混合団体W杯決勝・中国-日本/張本智和(ABACA PRESS/時事通信フォト)
《日中関係悪化がスポーツにも波及》中国の会場で大ブーイングを受けた卓球の張本智和選手 中国人選手に一矢報いた“鬼気迫るプレー”はなぜ実現できたのか?臨床心理士がメンタルを分析
NEWSポストセブン
数年前から表舞台に姿を現わさないことが増えた習近平・国家主席(写真/AFLO)
執拗に日本への攻撃を繰り返す中国、裏にあるのは習近平・国家主席の“焦り”か 健康不安説が指摘されるなか囁かれる「台湾有事」前倒し説
週刊ポスト
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン