皇室典範などによって定められているわけではないが、過去の例を見ると、親戚の中で信頼の置ける人物、社会的責任を持つ立場の人物が務めることが多い。たとえば、黒田清子さん(紀宮さま)の結婚のときには黒田慶樹さんの従兄弟が使者を務め、守谷絢子さん(高円宮絢子さま)のときには守谷慧さんの親戚の医師がこの役割を果たした。
「秋篠宮さまが『使者』について尋ねても、小室さんの返答が曖昧で、なかなか具体的に決まらず、小室さんの親族関係が見えてこなかったことに、秋篠宮さまも違和感を持たれたことでしょう」(前出・宮内庁関係者)
結婚行事にかかる費用についても、秋篠宮さまは不安を感じられたようだ。
「秋篠宮ご夫妻は、学費が決して安くないインターナショナルスクールやICUに通っていたことから、小室さんの家には“それなりの蓄え”があるだろうと予想していたようです。しかし実際には、400万円を超える借金があり、それを返せていないわけです。
当初は日本を代表する帝国ホテル(東京・千代田区)での結婚式が予定されていましたが、その費用もどうするつもりだったのか。もちろん、眞子さまが元皇族として、結婚後の生活を憂いなく送れるかも定かではない状態だった」(皇室ジャーナリスト)
父親や祖父の自死、400万円の金銭トラブルなども、秋篠宮さまは週刊誌報道で知ることになる。
「そうした積み重ねがあった上で、『準備不足』となって、結婚が延期されたんです。しかし、そうした準備不足は、まだ解消されたとは言い難い」(前出・宮内庁関係者)
当初の予定通りで行けば、納采の儀は昨年3月4日に行われるはずだった。そして、その翌日は、眞子さまの“義父”の十七回忌。秋篠宮ご夫妻や眞子さまは、その事実を小室さんから伝えられた上で、納采の儀の日取りをお決めになられたのだろうか──。
※女性セブン2019年3月21日号