6位:「まいたけ」(15点)
「免疫力を高めるとされる。漢方の原料に多く使われるサルノコシカケ科のきのこ類の中で唯一、加工せずそのまま食べられる」(医師/「福田式がんに勝つ最強スープレシピ」著者・福田一典さん)。
「きのこが持つ栄養素、β-グルカンはまいたけに最も豊富に含まれており、抗がん作用がある」(管理栄養士・浜本千恵さん)。
「β-グルカンはインフルエンザ予防にも効果あり。加熱後の汁までしっかり摂取したい」(管理栄養士・金丸絵里加さん)。
6位:「めかぶ」(15点)
「水溶性食物繊維、ミネラル、アミノ酸など腸を健康に保つ成分がとにかく豊富。特に食物繊維フコイダンはキラーT細胞を活性化させ、免疫力を高めるとされる」(加工食品ジャーナリスト・中戸川貢さん)。
「水溶性食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにし、コレステロールの吸収も抑える」(松村さん)。
9位:「しいたけ」(14点)
「しいたけをはじめとするきのこ類はビタミンDを含み、ホルモンバランスを整えてくれ更年期障害にも有効とされる。免疫力アップにも効果的」(歯科医師/「自然治癒力が上がる食事 名医が明かす虫歯からがんまで消えていく仕組」著者・小峰一雄さん)。
「食物繊維が豊富で、食後の血糖値の急上昇を抑える。またコレステロールを下げたり、ナトリウムを排出する効果があり、高血圧の予防にも役立つ」(島野さん)。
10位:「トマト」(13点)
「赤い色素のリコピンには抗酸化作用があり、アンチエイジングや美肌に効果がある。しかもリコピンは熱に強く、ケチャップなどの加工品になっても失われない」(栄養士/フードライター・藤岡智子さん)。
「リコピンは油に溶ける性質があるため、オリーブオイルと摂ると吸収がよくなってさらにうれしい」(薬剤師/管理栄養士・宇多川久美子さん)。
「リコピンに加え、ビタミンA・C・Eなどの栄養素が多い。健康を維持するためには、恵まれた食材」(早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構教授・矢澤一良さん)。