2014年4月に学習院女子中等科に進学された愛子さまが遅刻と欠席を繰り返すと、雅子さまの体調が悪化して公務復帰が滞るようになった。

「雅子さまと愛子さまは『母子一体感』が非常に強く、自立と依存の葛藤のなかでさまざまな不具合が生じます。超エリートで完璧主義の雅子さまとしては、育児も100点満点でないといけないと思い込み、愛子さまが不安定になればなるほどご自身を責めたり、追い込んだりしてしまったのかもしれません」(片田さん)

 雅子さまは2003年12月以来、15年の長きにわたって療養が続く。この間、かつてのユーモアやお気遣いは影を潜めたが、それでも精一杯、自分らしくあろうとされたことを本誌・女性セブンは目撃している。

「2013年4月のオランダご訪問の初日にスキポール空港に到着された際、お出迎えの方々にご挨拶された後、雅子さまはすぐお車に乗り込もうとされた皇太子さま(当時)を呼び止められ、報道陣に向かってお手振りをしてくださいました。一般奉迎がいない状況では大変珍しい出来事です。ご体調がすぐれないなかの海外訪問で雅子さまもおつらいでしょうに、報道陣への細やかなお気遣いに驚きました。

 それに半蔵門ご通過取材の際、他の皇族のみなさまとは違い、雅子さまは必ずといっていいほど車の窓を開けてくださいます。2009年8月の那須御用邸では、ご乗車されてからペットの犬の手を振られるチャーミングな一面も見受けられました」(女性セブン皇室記者)

※女性セブン2019年5月30日号

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