国内

雅子さま 気品と知性溢れる姿が世界にインパクトを与えた

おふたりが和やかに会話される場面も見られた(時事通信フォト)

 皇后になられて初めての地方公務とは思えないほど、自然体の中に「雅子さまらしさ」が溢れていた。

 6月1日朝9時50分頃、東京駅のホーム。天皇陛下の一歩後ろを歩かれる雅子さまは上品な淡いグレーに、爽やかな白のトリミングが施されたパンツスーツ。お足元は、つま先がシャープな、白と水色のバイカラーのピンヒール。両陛下は特別編成の新幹線に乗車され、翌2日に愛知県尾張旭市で開かれる「全国植樹祭」へと向かわれた。

「スーツとピンヒールの雅子さまの凜としたお姿は、まさにキャリアウーマン。東京駅では100人以上のお見送りの人垣ができて、あちらこちらから『雅子さま!』という声が飛ぶと、笑顔で応じられていました」(皇室記者)

 植樹祭では、地方開催の式典として2008年以来、約11年ぶりに陛下がおことばを述べられた。上皇陛下の在位中は高齢に伴う負担軽減策として、おことばを省略されてきた。

 おことばの冒頭、陛下は「皆さんとご一緒に植樹を行うことを喜ばしく思います」と述べられ、驚きが広がった。

「これまでの天皇陛下は『国民と共に』といったお言葉遣いをされてきましたが、陛下は『皆さんとご一緒に』と敬語表現を使い、国民目線で呼びかけられました。“国民の中に分け入りたい”という陛下のお考えが表れたのでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 500人ほどが出席した式典前日のレセプションでも象徴的な出来事があった。

 かつて上皇上皇后両陛下はそうした場では、金屏風の前に立たれて出席者と歓談されてきた。今回、陛下と雅子さまは金屏風の前から離れて参加者の輪の中に入られて、予定時間を30分もオーバーするほど懇談されたという。

 さらに今回の地方公務には、両陛下の知られざるお心遣いもあった。

「行きは新幹線でしたが、帰京時はわざわざ中部国際空港から飛行機を使われました。帰りはちょうど新幹線が混雑する日曜日の夕方。その時間帯にダイヤの合間を縫って、両陛下のための特別編成の新幹線を走らせると、多くの国民に影響が出かねません。そうした配慮で、空路を選ばれたんです」(宮内庁関係者)

 5月末のドナルド・トランプ米大統領(72才)夫妻との会見は、世間に衝撃をもって受け止められた。

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
清武英利氏がノンフィクション作品『記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記』(文藝春秋刊)を上梓した
《出世や歳に負けるな。逃げずに書き続けよう》ノンフィクション作家・清武英利氏が語った「最後の独裁者を書いた理由」「僕は“鉱夫”でありたい」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン