〈大原は渡瀬と1978年に離婚。その後、森との愛を育み、1980年に再婚した。吉野ママが当時を振り返る〉
ビッチから「再婚したい」と相談を受けたとき、私は反対したのよ。森君は家庭を守る女を求めているけど、ビッチは性格的に正反対。遊び回るのが好きだったから「絶対にうまくいかない!」って諭したけど、オイオイ泣いて「結婚したい」っていう。そこまで好きなら仕方ないって、賛成するしかなかった(苦笑)。
帝国ホテルの結婚式にも出たわ、親族席で。ビッチはお父さんとお母さんが離婚していて、お父さんは来ていなかったから、父親代理みたいな形ね(笑い)。新婚旅行にもついていって、サンフランシスコやロサンゼルスを回ったわ。
〈しかし、“父親”の吉野ママが危惧したように、蜜月は長くは続かなかった〉
森君は亭主関白なところがあるからね。ビッチの遊び好きは結婚してからも変わらず、夜遅くまで、森光子さんたちとウチに来ていた。そうすると森君から「すぐに帰ってこい!」って電話がきていたわ。
●取材・文/宇都宮直子
※週刊ポスト2019年9月6日号