芸能

1.38億円申告漏れの徳井義実、なぜフジテレビがスクープしたか

私服代などを経費として計上していた(写真/共同通信社)

「想像を絶するだらしなさ」「ルーズ」「怠慢」──10月23日の会見で釈明したのは、お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実(44)だ。吉本興業からの出演料などを個人会社「チューリップ」を通して受け取っていた徳井は、東京国税局から7年間で約1億3800万円の申告漏れなどを指摘されていたことが発覚した。

 昨年12月に国税から「お叱り」を受けた徳井の追徴課税は約3700万円で、すでに修正申告し、納付したという。

 芸能界の“申告漏れ”事件として思い出されるのが2012年の板東英二(79)だ。名古屋国税局から板東の個人事務所が7500万円の申告漏れを指摘されていたことが判明。後に開いた会見では「カツラは経費になるから、植毛もいいだろうと思っていた」との迷言を残したが、計8本のレギュラー番組を次々と失った。

 現在、10本以上のレギュラー番組を持つ徳井はどうなるのか。

「吉本興業にも報告していなかった徳井の申告漏れをスクープしたのはフジテレビ(FNN)です。売れっ子タレントの不祥事を報じる時は事前に編成にお伺いを立てるなど慎重に進めますが、徳井の場合、うちではゴールデンのレギュラーはないために影響は少ないと判断されたようです」(フジ関係者)

 とはいえ、徳井はNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』に11月から出演予定。出演CMは差し替えになっている。別のキー局プロデューサーはこう話す。

「徳井はすでに修正申告しているので、降板にまで至るのかは微妙なところ。闇営業問題で謹慎中の宮迫博之とは違い、どの局もしばらく世間の反応を様子見するのでは」

 年の瀬まで、笑えない日々が続きそうだ。

※週刊ポスト2019年11月8・15日号

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト