紆余曲折ありながら3人は時間内にゴールの網走に到着。太川は「こんな爺さんとオジさんに付き合ってなあ。一番疲れてるんだから」と生駒を労い、ハッピーエンドを迎えた。

 結果的に、この日の視聴率は7.9%(18時55分から21時14分までの時間帯)と『旅バラ』の過去最高を更新。同じ亥年で、72歳の蛭子、60歳の太川、24歳の生駒という世代の離れた3人の組み合わせが、番組に久しくなかった緊張感を生み出したのではないか(※年齢は今年終了時点で計算)。

◆かつて傍若無人だった蛭子がけしかける側に

 生駒里奈の回にヒントを得たのか、10月30日放送では太川や蛭子と年齢が離れ、価値観や意見が合うか未知数の宇垣美里をマドンナに呼んだ。1泊2日で静岡・三保の松原から山梨・清里を目指した。新聞のテレビ欄に〈マドンナ宇垣暴走 太川とまさかのバトル 雰囲気ヤバ…蛭子爆笑〉と書かれ、期待も高まった。

 普段、バスの乗り継ぎはリーダーの太川が決め、蛭子とマドンナはそれに沿って行動していくが、宇垣は地図を凝視して自らもルートを探っていく。これまでにない積極的なタイプだった。

 2日目、富士宮駅から甲府駅に向かう際、バス1本で済む河口湖方面から大回りして安全に進むか、精進湖の近くで途中下車して直線で乗り継げるルートを探すかの2択になった。

 早く進める可能性のある後者を選択したい太川に対し、宇垣は穏やかながらも反対の意思を表明。バス案内所付近では、「行けんのかな? う~ん、どうだろうなあ」などオンエアされただけで5度も不安な気持ちを口にしていた。

 結局、太川は乗車したバスの運転手に確認した上で、「精進」で下車する道を選んだ。しかし、迎車タクシー40分待ちになった上に、その後バス停に着いても3時間待ちという多大なタイムロスが生まれる。しかも、バスは「甲府駅行き」ではなく「南甲府駅行き」しかない。太川が「そんな目で責めないでね、僕を」と言うほど、宇垣の立腹する様子が伝わってきた。

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