一方、眞子さまからすれば、出会った当初は小室さんをほめて応援していたはずの母が報道や周囲の意見で態度を変えたことに不信感を持たれたようです。さらにここ数年の紀子さまは“悠仁さまファースト”でしたから、小室さん、小室家のことについても『将来の天皇の義兄』やその家族としてふさわしいかどうかという見方をされていたのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
◆「婚姻届」で皇室離脱は成立する
海の向こうの英王室の騒動を見て、眞子さまは何を感じられただろうか。「王室さえ離脱すれば、私的なことをとやかく詮索されずに済む」と居直ったメーガン妃の決断は、眞子さまの置かれた状況にも示唆的かもしれない。
ヘンリー王子は、エリザベス女王の孫で、日本でいえば「親王」に当たる。親王の場合、自分の意思で皇室を離脱するのは現実的には難しいという。
「昭和の時代に、故・三笠宮寛仁親王が皇籍を離脱しようとされ、周囲から説得されて諦めたことがありました。説得材料の1つが、“親王が自分の意思で離脱できる制度がない”というものだったと聞きました」(皇室ジャーナリスト)
しかし、女性皇族である眞子さまはそれには当たらないという。
「皇室典範の規定では、女性皇族は15才以上になると、皇族や三権の長らでつくる皇室会議で認められれば、自らの意思で皇族の身分を離れることができます。さらに、女性皇族の場合、皇室会議を経なくても皇籍離脱ができる方法があります。結婚をし、婚姻届が受理された段階で、制度上は皇籍離脱が成立するのです」(別の宮内庁関係者)
制度上の話でいえば、どれだけ秋篠宮ご夫妻が反対しようとも、眞子さまが結婚を強行すれば、皇室を離れること自体は可能だというのだ。
ヘンリー王子は自身が批判にあおうとも、妻と一緒に王室を離脱する道を選んだ。眞子さまの道は、どこにあるのだろうか。
※女性セブン2020年1月30日号