小池都知事の任期は7月30日まで(写真/AFP=時事)

「世論調査はこれからだが、良純さんなら小池に勝てる。タレントとしての知名度に加えて、石原ファミリーというブランドもある。政治経験はないが、当選すれば石原ファミリーも都連も全面的にバックアップするから心配はいらない。

 五輪組織委員会の森会長にとっても、盟友である慎太郎さんの息子の良純さんなら願ってもない知事候補だろう。あとは本人をどう説得するかだが、高齢の慎太郎さんから“やってくれ”といわれれば、断われないのではないか」

 小池氏と良純氏は一度“戦った”ことがある。豊洲市場の土地取得問題で小池氏が石原元知事の責任を追及したとき、良純氏は出演するワイドショーで父親擁護ととれるコメントをした。それに対して小池氏がツイッターで「親の負の遺産を無視して都政について語らせるのはどうかと思う」と批判、バトルとなった。

 慎太郎氏はその後、都議会の百条委員会での証人喚問に追い込まれたが、良純氏が“父の仇討ち”のために都知事選に出馬すれば、血で血を洗う戦いになりそうだ。

 果たして良純氏は出馬するのか。本人に出馬の打診があったかどうかをぶつけると、所属事務所を通じて、「お話をくださる方がいるのかどうかまではわかりませんが、石原に確認したところ、都知事選の出馬は全く考えていないとのことでした」という回答だった。

 最終的に良純氏が動くか、その鍵を握るのは父の慎太郎氏の一存にかかっているといえそうだ。

※週刊ポスト2020年2月21日号

関連記事

トピックス

“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
ジャンボな夢を叶えた西郷真央(時事通信フォト)
【米メジャー大会制覇】女子ゴルフ・西郷真央“イップス”に苦しんだ絶不調期を救った「師匠・ジャンボ尾崎の言葉」
週刊ポスト
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
前回のヒジ手術の時と全く異なる事情とは(時事通信フォト)
大谷翔平、ドジャース先発陣故障者続出で急かされる「二刀流復活」への懸念 投手としてじっくり調整する機会を喪失、打撃への影響を危ぶむ声も
週刊ポスト
単独公務が増えている愛子さま(2025年5月、東京・新宿区。撮影/JMPA)
【雅子さまの背中を追いかけて単独公務が増加中】愛子さまが万博訪問“詳細な日程の公開”は異例 集客につなげたい主催者側の思惑か
女性セブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン
連日お泊まりが報じられた赤西仁と広瀬アリス
《広瀬アリスと交際発覚》赤西仁の隠さないデートに“今は彼に夢中” 交際後にカップルで匂わせ投稿か
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《離婚するかも…と田中圭は憔悴した様子》永野芽郁との不倫疑惑に元タレント妻は“もう限界”で堪忍袋の緒が切れた
NEWSポストセブン
成田市のアパートからアマンダさんの痛いが発見された(本人インスタグラムより)
《“日本愛”投稿した翌日に…》ブラジル人女性(30)が成田空港近くのアパートで遺体で発見、近隣住民が目撃していた“度重なる警察沙汰”「よくパトカーが来ていた」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
「週刊ポスト」本日発売! トランプ圧力で押し寄せる「危ない米国産食品」ほか
NEWSポストセブン