尾上松也の妹で新進女優の春本由香(所属事務所のHPより)
「苦労人との報道もありましたが、実際は違います。一般家庭の出身ながら、口跡のよさと身体能力の高さで20代半ばで三代目市川猿之助(現・二代目猿翁)の部屋子に抜擢。異例の活躍ぶりでした。ただ、その後はけがに悩まされ、歌舞伎を続けることが難しくなった。4年前、歌舞伎界との交流も深い劇団新派に移籍して、劇団における大名跡・二代目喜多村緑郎を襲名しました」(歌舞伎関係者)
ただ、芸の道を真摯に追求する一方で、女性関係は昔から派手だったそうだ。
「長身で二枚目の緑郎さんは、とにかくモテる。2013年に貴城さんと結婚する前も、何人かタカラジェンヌと交際していたと聞いています」(前出・歌舞伎関係者)
◆罵倒された緑郎が「訴えるぞ!」
モテるがゆえに、過去には女性をめぐって大きなトラブルも起こしているという。前出の舞台関係者が声を潜める。
「実は、劇団新派の中で大騒動があったんです。歌舞伎俳優の二代目尾上松也さん(35才)の妹で新派女優の春本由香さん(27才)と不倫関係に陥り、それがきっかけで彼女のお母さんや松也さんとモメてしまったんです」
松也の母は元新派女優の河合盛恵(63才)、祖父は新派を代表する名俳優として知られた故・春本泰男さん(享年88)。由香は2016年1月に入団し、新派の“重鎮”ともいえる一家だ。
「由香さんと緑郎さんが男女の関係になったのは2018年1月、初春公演の『家族はつらいよ』の稽古中だったとか。24才も年下の由香さんを緑郎さんはアグレッシブに口説き、彼女も落ちてしまったんです」(前出・舞台関係者)
2人の関係は劇団内ですぐに噂になった。盛恵は娘の不貞を知り得る立場にあったが、当初は耳を塞ぎ、知らないフリをしたという。しかし、罪悪感に苛まれていく娘が、母親に泣きついたのである。
「その年の秋、由香さんは精神的に追い詰められていました。緑郎さんから“おれの子供を産んでほしい”と言われたそうです。本気かどうかわかりませんが、まだ若い彼女は思い悩み、母親に相談しました。盛恵さんは由香さんの将来を思い、緑郎さんに文句を言いたい気持ちを抑えて、由香さんには身を引くよう説得し、不貞を穏便に終わらせようとしたんです」(由香の知人)