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なぜKing Gnuの曲はCMや映画に引っ張りだこなのか

破竹の人気を誇るKing Gnuのメンバー

破竹の人気を誇るKing Gnuのメンバー

 音楽シーンに突如として現れた、サウンド、ビジュアルともにオリジナルセンスと完成度を誇る、“トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル”を掲げる4人組ロックバンド、King Gnu。

 2019年1月にメジャーデビューし、同年のNHK『紅白歌合戦』へ初出場。『情熱大陸』(MBS制作・TBS系列2月23日放送)で7か月にわたる密着ドキュメントが放送されるなど、デビュー1年余りで破竹の進撃を続けている。

 バンドは2015年にSrv.Vinci名義で活動を開始し、メンバーチェンジを経て常田大希(Gt.Vo.)、勢喜遊(Drs.Sampler)、新井和輝(Ba.)、井口理(Vo.Key.)の4名体制へ。2017年春にアメリカのショーケースイベント「SXSW2017」に出演、「Japan Nite US Tour 2017」で米国ツアーを回り、4月にバンド名をKing Gnuに改め新たなスタートを切る。

 同年夏には日本の代表的ロックフェスティバルFUJI ROCK FESTIVAL’17に出演を果たし、ソングライターの常田は米津玄師の楽曲「アリス(※原題は中国語表記)」に共同プロデュース・アレンジ・ギターとして参加。彼らの存在は早耳の音楽リスナーのなかで大きな話題となっていく。

 翌年からその勢いは加速し始めた。2018年9月、フジテレビ系TVアニメ『BANANA FISH』のエンディングテーマである「Prayer X」を表題にしたシングルを発表。2019年1月にフルアルバム『Sympa』でメジャーデビューし、日本テレビ系 土曜ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』の主題歌「白日」がたちまち大ヒットを飛ばした。

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