舞台挨拶のドレスコードでピンクのネクタイをして登場

 老いに対する意識も変わった。

「10代や20代のグラビアの子を語る連載をみうらさんとしているので、孫世代の彼女たちと対比して、自分たちの老いについてよく話します。“まさか60ぐらいになって10代の子の水着についてべらべらしゃべってお金をもらうなんて、こんな仕事があるとは思ってなかったね”って。人がなまじ長生きになったばかりにヘンな仕事をするじいさんもいるんですよ。

 思えば昔の人は早熟でしたよね。山口百恵がステージにマイクを置いた時は店を2軒潰したママぐらいの雰囲気だったのが、当時21歳。今のアイドルはかわいらしいパフスリーブを着ていますもんね。昔ならそんな若作りして、なんて言われたけど、“じいさんの向こう側”ができた人生100年時代には徐々に老いていかないと。

 銀座のクラブでもホステスさんはいいとして、社長が年下になってくるとかなりきつい。だけど銀座は飲む人が僕よりも年上だからまだいいんです。20年間事務所が代官山でしたが、もっと大人がいる街へいかないと精神的に老けると思い、銀座へ引っ越しました(笑い)」

 かつては、「意味のあるじいさんになりたい」とも語っていたが──。

「いいふうに年を重ねたい、とかはまったく考えなくなりました。若い頃は公園でボーッとしているじいさんは空を見ていると思っていたのに、今になるとじいさんは子供を遊ばせに来たママのケツを見ているとわかる。年を取ればもっとちゃんとするものだという幻想がありましたが、男なんて、結局死ぬまであんまり変わらない。週刊ポストでも『GORO』時代のノスタルジーなグラビアの後にED特集をやっていると“男は一生このままなんだ、これでいいんだ”ってある意味、元気が出ますもんね。

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