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2020.03.28 07:00  NEWSポストセブン

急激に消費されるミルクボーイ、売れっ子か一発屋か試練の春

M-1優勝で一躍、ブレイクしたミルクボーイ(公式HPより)

 昨年の『M-1グランプリ』(ABCテレビ、テレビ朝日系)を制し、さまざまな番組から引っ張りだこのお笑いコンビ・ミルクボーイ。しかし今、試練の春を迎えているという。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 歓喜の『M-1グランプリ』優勝から3か月。テレビ業界では1クールの節目であり、さらに春の改編期を迎えた今、ミルクボーイの出演ラッシュが進んでいます。

 ただ気がかりなのは、彼らの出演内容。やっているのは“コンフレーク漫才”のアレンジ版ばかりなのです。3月の主な出演番組をあげると、2日の『成功の遺伝子』(日本テレビ系)では「ビートたけし」、4日の『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)では「志村どうぶつ園」「志村けんのバカ殿様」、『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)では「今夜くらべてみました」、19日の『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)では「櫻井翔」、19日の『霜降りバラエティ』(テレビ朝日系)では深夜限定版として「体位の駅弁」、20日の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)では「ヒルナンデス!」、21日の『徹底追究ミステリー この間に何があった?』(TBS系)では「たこ焼き」「しらたき」「シャボネット」をテーマにしたネタでした。

 これまでもミルクボーイは、KAT-TUN、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)、『VS嵐』(フジテレビ系)、『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)などのアレンンジ版を披露してきました。また、映画『ハーレイ・クイン』、CM『Indeed』、CM『ホットペッパービューティー』などのアレンジ版も披露。つまり、テレビに限らず各業界から、「これも“コーンフレーク漫才”のネタにしてください」というオファーが殺到しているのです。

 通常の漫才でも、『NETA FESTIVAL JAPAN』(日本テレビ系)では「オレ(内海崇)」、『ザ・ベストワン』(TBS系)ではネタの原点となった「ビンゴ」、28日にも『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ系)で新ネタを見せる予定であり、これらもすべて“コーンフレーク漫才”。加えて、アンタッチャブル、ナイツ、かまいたち、乃木坂46、ガチャピン&ムックなど多くの有名人が“コーンフレーク漫才”をマネするなど、ここまで多いと、まるで流行語や一発屋のように消費されている感があります。

 どう考えてもこの状況がずっと続くとは思えないだけに、現在の出演ラッシュが落ち着くであろう今春以降は、ミルクボーイの真価が問われるターニングポイント。本物の売れっ子になるのか? それとも、消費され尽くして一発屋のようになってしまうのか? 彼らの現状と課題、今後の行方と可能性を占っていきます。

◆毒と自虐を織り交ぜたトークに進化の兆し

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