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プロ野球シーズン短縮で近藤健介、山田哲人らに打率4割期待

夏男の山田哲人は有利?(写真/共同通信社)

 2020年のプロ野球は、新型コロナウイルスの影響で開幕の見通しが全く立たない。シーズン143試合を予定していたが、すべてを消化するのは絶望的だ。もし7月開幕なら90試合程度しか試合できず、個人記録では「8勝で最多勝」「20本で本塁打王」という、過去最低水準の数字になる可能性もある。

 だが、大幅に短いシーズンになると、レジェンドたちの金字塔を上書きする“史上最高記録”が生まれる可能性もある。スポーツジャーナリストの広尾晃氏が指摘する。

「90試合のシーズンだと打率や防御率、勝率といった『率』の記録は歴史的な数字を出せるチャンスになります。

 これまで、NPBで打率4割を達成したバッターはいません。歴代最高は1986年のランディ・バース(阪神)の打率.389で、2000年のイチロー(オリックス)が打率.387でそれに続く。ただ、シーズン途中までだと、1989年のウォーレン・クロマティ(巨人)が97試合目で打率.401をキープしていたし、1986年のバースも72試合目まで打率・404だった。100試合を切れば“夢の4割”を達成する選手が出てもおかしくない」

◆“夏男”に有利?

 その筆頭候補として広尾氏が挙げるのが日本ハムの近藤健介(26)だ。2017年には、シーズン途中に故障で約3か月間離脱して規定打席に届かなかったものの、打率.413を残した。

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