◆ご自身で香辛料をブレンドされる本格派
雅子さまは外務省勤務時代、東京・銀座にあった料亭『晴美』の料理長から日本料理を習う「イカロスの会」というサークルに入られ、日本料理を学ばれたほどの料理好き。また、『西洋食作法』(主婦の友社)という本を読まれ、食材の歴史やテーブルマナーについても学ばれた。
「ご結婚から数か月後、陛下に夕食を振る舞われたことがあったそうです。ご自分で用意されたエプロンをつけ、チキンカレーとサラダ、オニオンスープを作られました。
カレーは、ご自身でカレー粉に数種類の香辛料をブレンドし、クリームを使った本格的なインドカレー。プロの料理人が仕上げたものとはまた違った、深い味わいだったそうです」(皇室記者)
その後も雅子さまは、折に触れて料理の腕を振るってこられた。ご結婚後初めて陛下が雅子さまのご実家を訪れた際には、パエリアを作り陛下をもてなされたそうだ。
「愛子さまが小学生の頃は、遠足のお弁当を作られることもありました。黄色いひよこのお弁当箱に三角に切り揃えられたサンドイッチ、ウインナーとミニトマトが入れられ、パセリが添えられた色鮮やかなお弁当だったそうです。
御代がわり前、当時の天皇皇后両陛下が海外訪問からお帰りになった際には、チーズケーキを焼いて皇居へお届けになったと聞いています」(前出・皇室記者)
そんな多彩なレパートリーを支えるのは、緻密に書き込まれた雅子さまオリジナルの「レシピノート」。ごく普通の大学ノートに、詳細にレシピが書き込まれているそうだ。料理の際にたびたび開かれ、食材や調理法について英語やフランス語を交えて書き込まれているという。