「天然キャラの雨宮塔子アナとコスプレでカルト的な人気を誇った進藤晶子アナがアイドル的に扱われました。ただ、TBSらしくどこか落ち着いた上品さがあり、いわゆる派手な“アナドル”とは毛色が違いました」
その後2003年、ついに本格的に「アナドル路線」へ大転換を図る転機を迎える。
「小林麻耶アナの登場です。小島慶子アナが後年、昔のTBSは元タレントなどを好まず“処女性”が求められたと話していましたが、小林アナは『恋のから騒ぎ』出身。彼女の成功でTBSはタレント性を重視するようになった」
そして2009年、田中みな実アナの入社で集大成を迎える。
「同年に小林アナが退社しますが、田中アナがその穴を補いTBSの方向性が固まった。現在まで民放のどの局よりもアイドル性重視の採用です」
◆取材・文/河合桃子 ◆写真/ロケットパンチ
※週刊ポスト2020年6月5日号