参加メンバーはV6やKinKi Kids、嵐など、デビュー済みのグループの75名だが、そこにTOKIOの名前はなかった。
「ほかの不参加メンバーは、未成年の女の子とホテルで酒席を開催したSnow Manの岩本照さん、そして新型コロナの外出自粛期間中に、飲み会をし、ついに芸能活動休止に追いやられたNEWSの手越祐也さんだけです。TOKIOはいま、音楽活動を休止しているとはいえ、トニトニは不祥事を起こしたメンバー以外は参加しています。不参加を決意したのは、TOKIOの音楽を全面的にプロデュースする長瀬さんの一存だという声もあります」(前出・テレビ局関係者)
この時期、TOKIOファンにとっては落ち着かない、まさに春の嵐が吹き荒れていた。こうしたとき、常にメンバーの間に立ち、関係の改善に努めてきたのが松岡だった。
「TOKIOのリーダーは城島さんですが、メンバーの仲介役となって仲を取り持っているのは、松岡さんなんです。松岡さんは、2018年5月の山口達也さん脱退後の会見でも明らかになったように、自分たちの状況をしっかりと把握し、親しいメンバーに対しても客観的に、時には厳しい意見も口にできる。その冷静さが、山口さんが抜けた後の4人をしっかりとつなぎ止めました」(前出・芸能関係者)
さらに、長瀬とはある共通の思いを抱いている。
「音楽活動の再開です。バラエティーやドラマにも取り組んでいますが、2人には自分たちはミュージシャンだという意識がとても強い。同じ思いがあるからこそ、長瀬さんは2つ年上の先輩である松岡さんには唯一さまざまなことを相談できました。しかし、それだけ信頼されていた松岡さんでも、長瀬さんの最近の言動には何も言えず、見守るしかないようです」(別のテレビ局関係者)
しかし、TOKIOには、以前から決まっていた国際的な仕事がある。
「TOKIOは、延期後も東京五輪のアンバサダーを継続して務めます。東京五輪は、ジャニーさんも楽しみにしていたビッグイベント。開催前にTOKIOのフロントマンである長瀬さんが欠けることはあり得ない。いま長瀬さんは音楽活動の再開や自身の活動の幅を広げるための“助走期間”と考えている。次のステージでもメンバーと笑っているはずです」(前出・テレビ局関係者)
長瀬の漕ぐ船は、いまどこへ進んでいるのだろうか。
※女性セブン2020年6月11日号