紀子さま主導で医療従事者へ手作りガウンが贈られたという(撮影/JMPA)

「参列者を去年の2割ほどに縮小して行われる予定です。天皇皇后両陛下は例年通り出席される方向で調整が進んでいますが、詳細は未定。これまでと違った動きになることは避けられません」(別の宮内庁関係者)

 また、ご家族の予定も変更を余儀なくされた。

「愛子さまは、大学入学から2年以内での海外留学が既定路線といわれていましたが、それも目処が立っていません。6月9日の結婚記念日に親戚を招いて開催される食事会も中止になりました。例年であれば、ご両親の小和田夫妻も招いていましたが、それも叶わなかった。ご高齢で体調も心配されるご両親の姿を見られず、雅子さまは不安な思いでいらっしゃることでしょう」(前出・別の宮内庁関係者)

◆紀子さまのようにはできないもどかしさ

 雅子さまが思うように動けない日々が続く中で、紀子さまは精力的なご活動を見せられている。秋篠宮ご一家が受けられた新型コロナに関するご進講は、3月上旬にはじまり、すでに20回を超える。その数は、両陛下がご進講を受けられた回数の倍以上になる。

 5月には、ご一家と職員で手作りされた医療用のガウンを、秋篠宮さまが総裁を務める医療機関に贈られた。それは何日にも分けて続けられ、これまでに贈られたガウンは計500着となる。

「そうしたご一家の取り組みは、紀子さまが主導となって行われていたそうです。秋篠宮ご夫妻は両陛下よりもかなり早い段階から独自の人脈を使って情報収集されるなど、医療従事者のために自分たちができることはないかと奔走されていたと聞いています」(別の皇室ジャーナリスト)

 結核予防に関する取り組みをライフワークとされる紀子さまは、感染症への危機感を強く持たれているという。5月末には自身が総裁を務められる「結核予防会」に向けてメッセージを出されるなど、直接的な行動でそのお気持ちを示されている。

「天皇皇后両陛下の言動はそのお立場上、世論に大きな影響を及ぼすものです。お言葉も慎重に選ばざるを得ません。ご自身の意思だけでは動きづらく、秋篠宮ご一家のように特定の団体に何かされるといった動き方ができないのは仕方ないことでもあります。ただ、紀子さまの頑張りやそれが報道を通じて伝わってくることが“突き上げ”となって、雅子さまをより一層、“自分が許せない”と焦らせてしまう面は否めません」(前出・別の皇室ジャーナリスト)

 暗中模索はまだ続いている。

※女性セブン2020年7月9日号

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