芸能

佐藤健、菅田将暉らを輩出『仮面ライダー』の人柄を見るオーディション

2007年8月4日に公開された『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』の佐藤健(左から3番目)は当時18才(撮影/女性セブン写真部)

2007年8月4日に公開された『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』の佐藤健(左から3番目)は当時18才(撮影/女性セブン写真部)

 第1作の放送開始から今年で50周年となった『仮面ライダー』。現在は、シリーズ32作目となる『仮面ライダーセイバー』(テレビ朝日系)が放送中だ。2000年放送の『仮面ライダークウガ』以降の作品には、若手時代の人気俳優が多数出演。佐藤健(32才)、菅田将暉(28才)、福士蒼汰(28才)、吉沢亮(27才)は、いずれも仮面ライダーに出演していた。

 主役の仮面ライダーはじめ、ほとんどの出演者は、オーディションで選ばれている。東映プロデューサーで2001年『仮面ライダーアギト』から制作に関わっている武部直美さんはこう話す。

「オーディションは、だいたい4人一組で話を聞きます。ほとんどが演技経験のない新人ですが、仮面ライダーで求められるのは演技力より人間力。1年間50話ほどの作品を演じるので、どうしても途中から本人がすけて見えてしまうんです。だから、本人の人柄を見る質問をします」(武部さん・以下同)

 たとえば、こんな感じだ。

「“好きな食べ物は?”“今日、どうしてその服を選んだのですか?”“あなたのお国自慢を教えてください”など、演技とは関係ない質問ばかり(笑い)」

 オーディションには数千人単位の応募があるが、それでも決まらないことも多い。

「どんなにルックスがよくて、演技がうまくても、キャラクターに合っていなければ起用には至りません。“よりどりみどり”だろうと思われがちですが、実は、砂漠で指輪を探すような思いで探しているんです」

 オーディションで決まらなかった場合は、芸能事務所に声をかけて探す。2007年『電王』も最初のオーディションでは決まらなかった作品だ。

「“大事な主役なんで誰かいませんか?”と、あちこち声をかけました。それで、プロフィールが送られてきたのが佐藤健さんでした。彼は当時、大学進学か芸能界を続けるか迷っていたところで、マネジャーさんから『仮面ライダーのオーディションが、もう一度あるみたいだから受けてみない?』と、すすめられたようです」

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン