《なぜこれほど気を使って家族のために時間を使わないといけないんでしょう。えらいですよね、私たち女性は。(笑)》。さらに自分の部屋については、《ないんですよ……。子どもはそれぞれ部屋があるのに、「あれっ、私は?」って思いますよね》と漏らした。前出のベテラン芸能記者が、こう声をひそめる。
「断言はしていませんが、対談の内容は夫への不満を強く感じさせるものでした。自分の時間を犠牲にして家族のために動いてきた保奈美さんに、石橋さんはなんてひどいことをしているんだ、という声が出始めたんです。石橋さんの“モラハライメージ”が色濃くなり、保奈美さんへの同情論が高まっていきました」
その間、保奈美は目に見える形でも、着々と離婚準備を進めていた。昨年7月、妹が代表、母親が取締役を務める個人事務所を設立。その2か月後には、都内の一等地に3億円ともいわれるマンションを購入した。冒頭、買い物を終えた保奈美が帰ったのが、このマンションだった。
今後について、《事務所社長と所属俳優として新たなパートナーシップを築いて参ります》としている。保奈美は離婚後も石橋の事務所に所属したまま活動を続けるという。
「個人事務所を設立していますから、将来的には事務所を出て独立するのではないでしょうか。それなのに、いったん石橋さんの事務所に留まることで“元夫とも決して不仲ではない”とのアピールができています。ここにも彼女らしい“イメージ戦略”が見えますね」(前出・芸能関係者)
末っ子が高校を卒業するまでしっかり育て上げ、“束縛夫”から自由気ままなおひとりさまになった保奈美は、毎日晴れ晴れとしているという。
「保奈美さんは離婚してもダメージを受けないように、女優復帰から長い歳月をかけて、世間を味方につけることに成功したようにも見えます。離婚への10年計画を着々と実行した保奈美さんらしい、略奪婚の終わらせ方ともいえるのではないでしょうか」(前出・ベテラン芸能記者)
お見事というべきか。
※女性セブン2021年8月12日号