●田村正和さん 俳優 4月3日死去 享年77
阪東妻三郎を父に持つ名優。1961年に映画『永遠の人』でデビュー。1970年代に『眠狂四郎』、1980年代に『うちの子にかぎって…』(TBS系)、1990年代に『古畑任三郎』(フジテレビ系)と年代ごとに代表作を生んだ。
「今思うのは『兄貴、早すぎるよ』ということです。正和兄貴は完璧主義の俳優でした。台詞を覚える集中力もすごいし、役に自分を合わせるのではなく、役を自分に引っ張ってくるというような、希有な役作りをしていました。でも、共演したドラマ『乾いて候』(1984年)の時は睨み合う場面があって、兄弟で『照れくさいな』と笑い合ったのを覚えています」(俳優・田村亮)
●チャーリー浜さん お笑いタレント 4月18日死去 享年78
「~じゃあーりませんか」のギャグで1991年に「新語・流行語大賞」年間大賞を受賞。ほかに「ごめんくさい」「君たちがいて僕がいる」「あのさ、僕さ、どっこいさ」などのフレーズが人気を呼んだ。
●神田川敏郎さん 料理研究家 4月25日死去 享年81
中学卒業後、老舗料亭「なだ万」などで修業し、1965年に大阪・北新地で「神田川」を開店。素材やジャンルに捉われない“新日本料理”を提唱し、『料理の鉄人』などテレビにも引っ張りだこだった。
●小林亜星さん 作曲家 5月30日死去 享年88
レナウンや日立グループのCMソング、『狼少年ケン』『怪物くん』『魔法使いサリー』『キックの鬼』のアニメソング、西武ライオンズ球団歌から都はるみ『北の宿から』などの名曲を生み出した。
●寺内タケシさん ギタリスト 6月18日死去 享年82
卓越した技術で“エレキギターの神様”と呼ばれた。「エレキを弾くと不良になる」という風評に反発し、1974年から42年間にわたって全国1500か所以上の高校でコンサートを開催。2008年緑綬褒章受章。