2021年12月9日、58才のお誕生日を迎えられた(2021年12月、東京・千代田区・写真/JMPA)
お相手次第では眞子さんのようになる
愛子さまのご様子が伝えられれば、存在感は自然と増す。
「愛子さまからにじみ出るお人柄のよさと優秀さは、もはや隠すことはできません。講書始も歌会始もそうですが、ならばいっそ『愛子さまは隠す』という方針に反転するというのが雅子さまのお考えなのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
国民から一心に期待を寄せられることの重圧は、なにより雅子さまご自身が経験されてきた。外務省時代からお妃候補としてメディアに注目され、結婚後も、雅子さまの一挙手一投足が国民の関心事となった。
「お世継ぎへの期待はいつしかプレッシャーに変わりました。真面目な雅子さまはなんとか対応されようとしてきましたが、適応障害に苦しまれることになりました」(前出・皇室記者)
いまなお、雅子さまは快復の途上にある。
「雅子さまは、過度ともいえる注目に晒される経験をしています。その大変さを誰よりも強く理解されているからこそ、愛子さまを守らなければならないという懊悩もあるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
また、国民の皇族への思いはいとも簡単に変わる。眞子さんがいい例だ。
「眞子さんは、上皇ご夫妻の初孫として生まれ、成年後はご公務にも大変真面目に取り組んだ。先細る皇室の期待の星でもありました」(前出・宮内庁関係者)
しかし、そうした印象は結婚問題で一変。すべてを放り出してニューヨークに渡った。現在20才の愛子さまにも、いずれは結婚の話が出るかもしれない。
「どれだけ愛子さまが素晴らしくても、お相手次第では眞子さんのようになるリスクがある。期待が過度であればあるほど、落差は大きくなると雅子さまは認識されています」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまはご自身の将来が不透明な状況に置かれ続けている。「結婚したら一般人になる」のか、「いずれ天皇になる」のか—─2006年の悠仁さま誕生以降、その将来は宙に浮いている。
「だからこそ両陛下は、どのような決定がされても人生を全うできるようにと愛子さまを育ててこられました。それでも母として、子供の将来が定かでないのは不安でしょう。雅子さまは、愛子さまには幸せになってほしいと願われています。
愛子さまが人前に出られることで将来に新たな混乱を招いてしまうならと、しばらくは“学業”を理由に愛子さまを表舞台から隠すことをお選びになったのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまの将来に続く窓は、いつ開かれるのだろうか。
※女性セブン2022年2月10日号
御料牧場を散策されている雅子さまと愛子さま(2002年10月、栃木県塩谷郡。写真/JMPA)
長野五輪でスキージャンプを観戦される皇太子ご夫妻(当時、1998年2月=時事通信フォト)
美しいお姿(時事通信フォト)
一般参賀での雅子さまのお姿(2019年5月、東京・千代田区=時事通信フォト)
マスクをしていても笑顔を絶やさず(撮影/JMPA)
雅子さまのお誕生日には両陛下で談笑される姿が公開された(2020年12月、東京・港区)
トランプ氏は雅子さまの類まれな英語力に驚愕したという(2019年5月、東京・千代田区)
涼やかなお着物姿の雅子さま(撮影/JMPA)
仲睦まじく『水の日本地図』手にされる両陛下(写真/宮内庁提供)