「竜兵会」の書籍の出版会見に出席したメンバー(2009年撮影)

「竜兵会」の書籍の出版会見に出席したメンバー(2009年撮影)

芸人は笑っていくのが理想、のたれ死ぬのが最高だと教えてきたのに

 実際、ダチョウ倶楽部はイベント出演が本当に多かったのです。多くの皆さんがオチまで熟知しているハズなのに、何度見ても面白いし大笑いできる。ダチョウ倶楽部が登壇するイベントには必ずワイドショーのカメラが出ていたものです。実は、このことも近年では希有な例だったのです。

 いちばんの理由は予算削減。次の理由は、ワイドショーにレギュラーの芸能コーナーがなくなり、特にイベント絡みの映像は、よほど大スポンサーでない限りは、“マル是”(絶対にオンエアするという意味)にもならなくなってしまったのです。

 そんな中、ダチョウ倶楽部が登壇するイベントには各局から必ず各番組のクルーが集まり、スポーツ紙の記者さんなども顔を揃えていたのです。

 訃報の際、各局が使用していた直近の映像も、4月25日に行われた衛生用紙製品ナンバーワンブランド「エリエール」を展開する『大王製紙』のイベント「えがおにタッチPROJECT」でした。

「孤独を感じるときが増えている人や、幸せを感じるときが減っている人が多いこと」「これらは触れ合いの減少に原因があるのかもしれない」という研究結果も伝えられたもので、振り返ると胸が苦しくなってしまいます。が、多くのメディアでいわれている、ダチョウ倶楽部の“3密芸”がコロナ禍でやりにくくなっていたことが“理由”だとは思いたくありませんし、「なぜ?」「どうして?」という問いを繰り返すことをしないと、私自身は決めました。

 そんな中、ビートたけしサン(75才)がいち早くコメントを出してくださった。「芸人は笑っていくのが理想であって、のたれ死ぬのが最高だと教えてきたのに」というあのコメントです。

 たけし軍団として、上島竜兵さんと共に体を張って最高の笑いをとってきたガダルカナル・タカさん(65才)は11日の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)で、上島さんの奥さま・広川ひかるサン(51才)と、20年来、ダチョウ倶楽部を担当してきた女性マネジャーを思いやりました。

 ダンカンさん(63才)は13日の『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)で、とっておきのエピソードを話してくれました。以前、自宅に泥棒が入り、ダンカンさんも警察で事情を聞かれることになった際、ダンカンさんが逮捕されたと勘違いした上島竜兵さんがメロンの差し入れを持って警察へ。警察官にダンカンさんの人柄を話し、「魔が差しただけ」とフォローをしてくれたという、なんともほほえましく、バカバカしい内容でした。

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン