今回の試験は、1万人弱が受験。全体の合格率は66%で、小室さんのような複数回受験者の合格率は23%だった。宮内庁幹部が会見で「個人的に言いますと、これまでの努力が結果に結びついたということだと思います。よかったと思います」と述べたように、彼をねぎらう声も少なくないが、元国連職員で著述家の谷本真由美さんはこう話す。
「ニューヨーク州の司法試験は日本のそれと比較するとはるかに簡単です。例えるなら、運転免許の筆記試験くらいの難易度でしょうか。英語が得意ではない留学生も、成績がふるわない学生も、だいたいの人は2回目までに合格している印象があります。3回目でやっと受かった人となると、アメリカ人でも大手法律事務所への就職は難しいと思いますが……。でも、せっかく受かったことですし、小室さんにはぜひ頑張ってほしいですね」
3回目とはいえ、めでたく合格を手にした小室さん。彼が弁護士資格取得を目指して2018年8月に渡米してから、実に1530日もの月日が経っていた。
※女性セブン2022年11月10・17日号