紀子さまは今年9月に文書で、眞子さんについて《近況や生活については、本人の希望もあり、お答えは控えます》としながらも、《今は直接会うことが叶いませんが、庭の花の世話をしながら、木香薔薇のアーチを作り、いつか娘と一緒にゆっくり庭を歩くことができましたら、と思っております》と、眞子さんのお印の花に触れながら、長女への思いを綴られていた。
「文書で眞子さんへのメッセージを強く打ち出されたのは、お気持ちを眞子さんに直接お伝えできる状況になく、報道という間接的な手段を使わざるをえないという現状を意味すると囁かれました。『お喜びのご様子』という最側近の会見も、同じ構図でしょう」(前出・皇室記者)
今年の秋篠宮さまの誕生日会見でのご発言は、図らずもその証左となった。
「小室さんには言及しなかったものの、秋篠宮さまは眞子さんについて“自分のことについて話すのを控えてほしいと申しているようなので、私からは何も話せない”という趣旨の発言をされました。“自分が直接話したわけではない”という伝聞の強調は、親子関係の溝が修復できていないということを示唆されているのでしょう。眞子さんへの思いやりを感じさせる一方で、小室さん夫婦へのやるせない思い、忸怩たる気持ちがほとばしるようなお言葉でした」(前出・皇室記者)
結婚から1年が経過しても娘との対話はままならない──原因は無論、小室さんにある。
結婚は駄目だとは言えない
秋篠宮さまは小室さんに不信感を抱かれて久しいという。
「渡米後、2度目の司法試験の受験時には、結果どころか受験をしたかどうかすら、秋篠宮さまへの連絡はなかったそうです。娘を案じる父親としては、大いに不満だったとしても不思議はありません」(前出・宮内庁関係者)
秋篠宮さまは当初、小室さんのことを「非常に真面目な人」だと評されていた。しかし、2017年12月に小室家の金銭トラブルが発覚した後の対応で、その評価は一変する。
「秋篠宮邸に説明に訪れた小室さんは、“貸与ではなく贈与と認識している”と自分たちに非はないことを主張するばかりだったといいます。小室家側に立った眞子さんもそれに同調した。国民に納得してもらえるような説明は一向になされませんでした」(前出・宮内庁関係者)
それでも秋篠宮さまは、結婚を反対することはなかった。前出の『秋篠宮』によれば、《私は立場上、憲法を守らなくてはいけません。ですから、二人が結婚したい以上、結婚は駄目だとは言えません》というお考えだったという。
実際に、できる限りの準備を進めてもいた。別の宮内庁関係者が当時の状況を明かす。
「イメージの通りですが、皇族の結婚は儀式が多い。儀式に伴う装備には、さまざまなお金がかかります。秋篠宮ご夫妻は、小室家の経済事情を慮られ、そのキャパシティーを超える費用は肩代わりする方向で話を進められていた。実際に納采の儀に向けて用立てられた物もあったと聞いています」