芸能

天海祐希『緊急取調室』2023年6月公開劇場版で完結 大杉漣さん不在で苦渋の決断

主演する『緊急取調室』2023年公開の劇場版で完結となる、天海祐希(写真は11月)

主演する『緊急取調室』2023年公開の劇場版で完結となる、天海祐希(写真は2022年11月)

 密室で行われる被疑者との緊迫した取り調べシーンが人気の天海祐希(55才)主演ドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系)。2023年6月に公開される劇場版で、シリーズが完結することが発表された。2014年1月に第1シーズンが放送されて以降、これまでに連ドラとして4シーズン、スペシャル版も複数制作された人気シリーズだ。

「通称“キントリ”と呼ばれ、テレ朝にとっては『相棒』や『科捜研の女』、『ドクターX~外科医・大門未知子~』 などと並ぶ人気作。できれば長寿シリーズとして残したかった。ただ、2022年の初頭あたりから、“キントリの第5シーズンは難しいのでは?”と囁かれていました」(テレビ朝日関係者)

 その背景には、座長という大役を務める天海の深い思慮があるようだ。

《出演ドラマの長期シリーズ化を避けてきた》

 2019年の第3シーズン放送前、天海は『ORICON NEWS』のインタビューでそう語っていた。

「シリーズものとなるとどうしても仕事のスケジュールに制限がかかることがあり、そのスケジュールに合わせて休みを入れたり、ほかの仕事をしなければならなくなる。複数の仕事を同時進行する俳優もたくさんいますが、天海さんのように1つの作品に全力投球するタイプの人には、体力面も含めてなかなか難しいと感じていたのかもしれません」(芸能関係者)

 加えて、周囲の状況も影響した。第2シーズンまでレギュラー出演した大杉漣さん(享年66)が、2018年に急死したのだ。

「天海さんのショックは相当なものでした。彼女自身も以前心筋梗塞を起こしたことがあり、人一倍健康には気をつけていて、大杉さんと現場で健康法や食べ物の話題などで盛り上がっていました。実際、大杉さんはお元気でしたから、急性心不全での突然の訃報はなかなか受け入れられなかったんでしょう。その後もシリーズは続きましたが、大杉さんの不在は大きかった。

 シリーズに出演を続けるでんでんさん(72才)や小日向文世さん(68才)も年を重ねており、2人の体調を天海さんが気遣ったりする様子も見られました」(前出・テレビ朝日関係者)

『緊急取調室』の面々がこれまでに取り調べてきた被疑者はおよそ100名。劇場版で最後に対峙するのは、「内閣総理大臣」だ。天海の仕掛ける心理戦がクライマックスを迎える。

※女性セブン2023年1月5・12日号

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン