眞子さんは渡米したまま、宮内庁には2003年にANAから転職した職員もいる(写真は2018年、箱根にて)
眞子さんはANAで渡米した
1月中旬に発表された人事で、宮内庁の「御用掛」というポストに、新たにベテランの女性が登用された。
「御用掛とは、一般の企業で言えば、『相談役』と『実務役』を兼ねた存在と言えるでしょうか。期待される役割はその人材によって異なり、例えば、昨年7月に秋篠宮家の御用掛に着任した吉田尚正氏は元警視総監なので、警護や警備、インテリジェンス(情報)の面で秋篠宮家の役に立つことが求められています」(前出・別の宮内庁関係者)
この1月に新たに着任したのは岩見美鈴氏だ。岩見氏は2003年、ANAの客室乗務員から初めて宮内庁職員に転職したことで注目を集めた。
「岩見さんは、国内線や国際線で活躍した大ベテランです。若手の客室乗務員の指導にも当たっていました。当時の宮内庁長官が『接客能力はもちろん、語学力も素晴らしい』とうなったほど、優秀な方です」(皇室記者)
ANAからの転職当時、女性では過去2人目となる「式部職」を務めた。
「式部職には、皇室儀式を中心にお仕えする『儀式担当』と、国際親善の場でサポートに当たる『外事担当』があります。岩見さんは、外事担当として、皇族方の外国訪問や宮中晩餐会で活躍し、『式部副長』まで昇進。式部副長は通常、外務省出身者が就くポストなので、岩見さんが就いたのは異例のことです。岩見さんは昨年3月、定年を迎えて退職していました」(前出・皇室記者)
なぜ定年退職した岩見氏が、式部職ではなく「御用掛」として宮内庁に戻ってきたのか。実はこの人事には重要な意図が隠されていた。
「表向きは“宮内庁”の御用掛と発表されましたが、実は岩見さんは“秋篠宮家”専属の御用掛だそうです。秋篠宮ご夫妻にとって重要な“海外案件”の1つが、眞子さんのことでしょう。
海外経験が豊富な岩見さんには、外務省だけではなく、さまざまな“外交ルート”があります。総領事館を頼らずとも、眞子さんの生活を支える環境を作れるかもしれません。秋篠宮ご夫妻にとって、眞子さんのことを相談するのに、これ以上に心強い側近はいないでしょう」(前出・皇室関係者)