愛子さまの激やせもご家族で乗り越えられた(2017年3月、東京・新宿。写真/JMPA)

愛子さまの激やせもご家族で乗り越えられた(2017年3月、東京・新宿。写真/JMPA)

上皇ご夫妻のご遠慮

 雅子さまは1月20日、皇宮警察本部の年頭視閲式に出席された。2月2日には陛下とともに、静嘉堂文庫美術館(東京・丸の内)を私的に訪問され、今年の干支のうさぎにちなむ展覧会をご覧になった。

「両陛下は1月23日にも、東京国立博物館(東京・上野)でうさぎに関する展示をご覧になっています。どちらも、卯年の雅子さまが希望されたそうで、両陛下の仲のよさがうかがえます」(皇室関係者)

 一方で、雅子さまには依然ご体調の波があるという。

「スムーズに入眠されることが難しいそうで、夜に皇居を散歩されることも少なくないそうです。そのような対策は功を奏し、雅子さまは、体調管理のコツをつかまれているように見受けられます。できるだけ外出を重ねることで、ご体調も上向くのではないでしょうか」(前出・皇室関係者)

 長年慣れ親しまれてきたご静養は、絶好の機会になるだろう。

「雅子さまもご静養には積極的なご様子だと聞いています。ご自身の体調を整えるということ、さらに上皇ご夫妻を気遣われている側面もあるのでしょう。陛下ともご相談されているのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 上皇ご夫妻は2020年春、仙洞仮御所から赤坂御用地へ引っ越されるに当たり、一時的に葉山御用邸に滞在されたことはあったものの、この3年間、ご静養はされていない。

「上皇ご夫妻は天皇ご一家の方針を尊重したいとお考えで、天皇陛下がご静養を再開されるまでは、ご自身たちも遠慮したいとのお考えだそうです。特に美智子さまは、皇室の序列を気にされているところがあります。いまの皇室の長は陛下ですから、陛下のお考えをできる限り尊重したいとお考えなのでしょう」(前出・皇室関係者)

 とはいえ、公務から離れられた上皇ご夫妻にとって、ご静養はきわめて貴重なリフレッシュの機会だ。

「現状のままだと、上皇ご夫妻がご静養に行かれることはありません。まずは自分たちがご静養を再開すれば、美智子さまも心置きなくご静養を決断できる。そのような美智子さまへの秘めた思いを雅子さまは持たれているのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 再開にあたり、天皇ご一家はどこへ足を運ばれるのか。

「天皇ご一家の移動には相当の数の人が集まります。駅に人が殺到すれば“密”は避けられないので、移動は車でしょう。となると、皇居から1時間ほどで行くことのできる葉山御用邸ではないでしょうか。

 天皇ご一家がよく行かれていたのは須崎御用邸(静岡県下田市)と那須御用邸(栃木県那須町)でしたが、須崎は3時間ほどかかりますし、那須は寒すぎる。葉山なら、過ごしやすい気候でしょう。現在、春休みを過ごされている愛子さまも同行されるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 令和皇室がいよいよ本格的に動き出す。

※女性セブン2023年2月23日号

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