次男は、愛子さまより4才上で、兄と同じく幼稚園から高校まで学習院で学んだ。
「高校時代はアーチェリー部に所属していました。学習院高等科は強豪で、彼の在籍中には関東大会、全国大会にも出場していますから、さぞハードな高校生活だったのではないでしょうか。進学先は、お兄さまと同じ早稲田大学ですが、理工学部だと聞いています。お父さまに似て長身で、端正な顔立ちをしていますよ。涼しげな目元が印象的です」(前出・皇室関係者)
天皇ご一家と賀陽家は、陛下と雅子さまの結婚後も家族ぐるみのおつきあいを重ねてきた。
「コロナ禍以前は、新年一般参賀の終了後、東宮御所に陛下のご学友を招かれていたようですよ。陛下も雅子さまも、正憲氏をはじめ賀陽家のことはよくご存じですから、愛子さまのお相手として、安心でしょう」(前出・別の宮内庁関係者)
実は賀陽家には、第二次安倍政権下に、水面下で「旧皇族の男系男子の皇族復帰」や「愛子さまのお相手」に関する極秘のヒアリングがなされていたという情報もある。
「当時、官邸内の皇室制度検討チームは、愛子さまのお相手となりうる年齢の男系男子がいる旧宮家関係者らからヒアリングを行っていました。もちろん、結婚には当人同士の意思が重要なのは当然ですが、賀陽家側にも、愛子さまとの“将来”について意見が求められたはずですよ」(政府関係者)
現状の皇室典範は、皇位継承資格を「皇統に属する男系の男子」と定めており、女性皇族である愛子さまは結婚されたら皇室から出られることになる。
「愛子さまが結婚されるとなると、“将来の天皇”の悠仁さま世代は1人しか残りません。皇室の活動を維持させるためには、愛子さまが結婚するか否かにかかわらず、皇室に残っていただく制度作りが急務なのです」(前出・皇室記者)
政府は及び腰だ。安定的な皇位継承策を巡っては、政府の有識者会議の最終報告書を、岸田文雄首相が2022年1月に国会に提出してから進展はない。2月26日の自民党大会でも、岸田首相は「先送りの許されない課題であり、国会における検討を進めてまいります」と述べるにとどめた。
しかし、もしも愛子さまが賀陽家の次男と結婚されるとなれば、別の選択肢が見えてくる。前出の最終報告書には、皇族数を確保するための方策として、皇統に属する男系男子が養子縁組などで皇籍復帰する案も盛り込まれた。
「皇籍復帰の対象には、旧皇族が想定されているそうです。賀陽家のご子息は『男系男子』にあたります。『男系女子』の愛子さまと結婚して、その間に男子が生まれれば、その子供は『男系男子』となります。その場合、愛子さまに関しては、結婚時に皇籍離脱をされ、男子を産まれたら“将来の天皇の母”“旧皇族の妻”として皇室に戻られるという方策もあるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)