長野五輪をご観戦(写真/JMPA)
招待客と熱心に話し込むことが続き、時間は徐々に押していったようだ。
「雅子さまは、平等を重んじられるお方です。どなたかおひとりが“特別”であってはならないと強く意識されていたのでしょう。一人ひとりと丁寧に会話をされていた。雨の中とはいえ、和やかな雰囲気でした。
結局、ご懇談時間は予定時間の20分を超えて、いままでに例を見ないほどの長時間の園遊会となりました。後列の方の招待客は、会場入りから両陛下との懇談まで、どしゃぶりのなか2時間以上立ちっぱなしで待ちぼうけの状態。高齢の招待者もいらっしゃった。気づけば、園遊会の終了時刻は予定より1時間以上も遅れていたんです」(前出・宮内庁関係者)
新型コロナは「5類」になったが、今回の園遊会はコロナ対策が入念にとられ、招待者はこれまでの約半数の1300人あまりに絞られた。名物のジンギスカンやオードブルなどの食べ物、アルコール類は用意されず、ソフトドリンクのみの供与だった。また、陛下や皇族方はマスクをされていた。ただ、招待客が予定より大幅に長く密な状態を作っていたなら本末転倒だろう。今後、タイムスケジュールに気を配ることも重要視すべきかもしれない。
「上皇ご夫妻は、平成の時代、常にオンタイムで動かれていました。園遊会のときなど、皇室全体の行事の際は、雅子さまは美智子さまのペースに合わせていけば問題はなかったのです。令和になったいま、雅子さまは自らペースを定めなければなりません。“遅刻癖”を直されて初めて、令和の皇后としての存在感を示されることになるのではないでしょうか」(皇室関係者)
雅子さまの“完全復活”が待ち望まれている。
※女性セブン2023年6月1日号