国内

語学が堪能な愛子さまに寄せられる大きな期待 皇室と世界の王室をつなぐ“皇女”へ

卒業後の進路が注目されている(4月、栃木県塩谷郡。写真/JMPA)

卒業後の進路が注目されている(4月、栃木県塩谷郡。写真/JMPA)

 日本赤十字社は、皇后が唯一、名誉総裁を務められる団体である。その式典に際する事前の説明会に、初めて愛子さまが同席された。皇后としての務めを果たされる雅子さまを間近に感じた愛子さまの、大学卒業後のご活躍に、いまから期待が寄せられている──。

「スペイン語はまだ話されるんですか?」。幼い頃、3年ほどメキシコで暮らしていた俳優の上白石萌音(25才)に、雅子さまはそう尋ねられたという。雅子さまは5月18日、日本赤十字社の名誉総裁として、全国赤十字大会にご出席。終了後には日本赤十字社のアンバサダーを務める上白石と交流された。

「式典で賞状を直接贈呈される際、受賞者が受け取りやすいよう最後にお盆を傾けられるなど、雅子さまの所作には随所に気配りがなされていました。堂々とされており、自信も感じられました」(宮内庁関係者)

 15日、両陛下は大会に先立ち、皇居で日本赤十字社の関係者から説明を受けられた。そこには、長女の愛子さまのお姿もあった。

「愛子さまのご希望もあったのではないでしょうか。弱い立場の人々に寄り添われる両陛下を幼い頃からご覧になられていますから、福祉活動全般に関心を持たれるのはごく自然なことでしょう。両陛下も参加をおすすめされたそうです。来春大学を卒業されれば愛子さまの公務の機会は増えるでしょうから、経験を積んでほしいと願われたのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 愛子さまは現在、学習院大学の4年生。卒業後は大学院に進学し、機を見て留学もされるとみられている。

「5月1日付で、皇后を中心に天皇家に仕える侍従職の女官に津島南枝さん(54才)が就きました。前職はフリーランスの通訳で、以前は外務省の嘱託社員としても活躍していたようです。彼女は英語とスペイン語が堪能だと聞いています。愛子さまを指導されたり、場合によっては留学に同行されたりすることもあるかもしれません」(前出・宮内庁関係者)

 両陛下は、ともにイギリスの名門・オックスフォード大学に留学された経験があり、愛子さまの留学先も同大学ではないかと目されている。

「留学生活のなかで“一般的な生活”を送ることは、日本ではできない貴重な経験です。また、現地の一般の人と過ごし、忌憚なく意見交換をすることで養われる国際感覚もあるでしょう」(皇室記者)

 実際に、陛下は約2年間の留学経験を書かれた『テムズとともに 英国の二年間』(1993年)で、次のように振り返っている。

《英国の内側から英国を眺め、様々な人と会い、その交流を通じて英国社会の多くの側面を学ぶことができたこと、さらには日本の外にあって日本を見つめ直すことができたこと、このようなことが私にとって何ものにも代えがたい貴重な経験となった》

関連記事

トピックス

オーナーが出入りしていた店に貼られていた紙
「高級外車に乗り込んで…」岐阜・池田温泉旅館から“夜逃げ”したオーナーが直撃取材に見せた「怒りの表情」 委託していた町の職員も「現在もまだ旅館に入れない」と嘆き
NEWSポストセブン
記者の顔以外の一面を明かしてくれた川中さん
「夢はジャーナリストか政治家」政治スクープをすっぱ抜いた中学生記者・川中だいじさん(14)が出馬した生徒会長選挙で戦った「ものすごいライバル候補」と「人心を掴んだパフォーマンス」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博内の『景福宮』での重大な疑惑が発覚した(時事通信)
《万博店舗スタッフが告発》人気韓国料理店で“すっぱい匂いのチャプチェ”提供か…料理長が書いた「始末書」が存在、運営会社は「食品衛生上の問題はなかった」「異常な臭いはなかった」と反論
NEWSポストセブン
63歳で初めて人生を振り返った俳優・小沢仁志さん
《63歳で初めて人生を振り返った俳優・小沢仁志》不良役演じた『ビー・バップ』『スクール☆ウォーズ』で激変した人生「自分の限界を超える快感を得ちまった」
NEWSポストセブン
釜本邦茂さん
サッカー界のレジェンド・釜本邦茂さんが「免許返納」密着取材で語っていた「家族に喜んでもらえることの嬉しさ」「周りの助けの大きさ」
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがニューシングル『Letter』をリリース(写真・左/AFLO、写真・右/Xより)
羽生結弦の元妻のバイオリニスト・末延麻裕子さん、“因縁の8月”にニューシングル発売 羽生にとっては“消せない影”となるのか 
女性セブン
中学生記者・川中だいじさん(14)が明かした”特ダネ”の舞台裏とは──
「期末テストそっちのけ」中学生記者・川中だいじさん(14)が抜いた特ダネスクープの“思わぬ端緒”「斎藤知事ボランティアに“選挙慣れ”した女性が…」《突撃著書サイン時間稼ぎ作戦で玉木氏を直撃取材》
NEWSポストセブン
釜本邦茂さん
メキシコ五輪得点王・釜本邦茂さんが語っていた“点取り虫”になる原点 “勝負に勝たなければならない”の信念は「三国志」に学んでいたと語る
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴行動画に批判殺到の花井組》社長らが書類送検で会社の今後は…元従業員は「解体に向けて準備中」、会長は「解体とは決まっていない。結果が出てくれば、いずれわかる」と回答
NEWSポストセブン
雅子さまのご静養に同行する愛子さま(2025年8月、静岡県下田市。撮影/JMPA) 
愛子さま、雅子さまのご静養にすべて同行する“熱情” そばに寄り添う“幼なじみ”は大手造船会社のご子息、両陛下からも全幅の信頼 
女性セブン
猫愛に溢れるマルタでは、動物保護団体や市民による抗議活動が続いているという(左・時事通信フォト)
《深夜に猫地面にたたきつける動画》マルタで“猫殺し”容疑で逮捕の慶應卒エリート・オカムラサトシ容疑者の凶行と、マルタ国民の怒号「恥を知れ」「国外に追放せよ」
NEWSポストセブン
大神いずみアナ(右)と馬場典子アナが“長嶋茂雄さんの思い出”を語り合う
大神いずみアナ&馬場典子アナが語る“長嶋茂雄さんの思い出”「こちらが答えて欲しそうなことを察して話してくれる」超一流の受け答え
週刊ポスト