さまざまなことを経て結婚に至られた(2017年9月、東京・港区。写真/雑誌協会代表撮影)

さまざまなことを経て結婚に至った(2017年9月、東京・港区。写真/JMPA)

自信なさげで挙動不審

 小室さんが手に入れた理想の生活。その裏には、ある映画への憧れがあったようだ。

「彼は『スター・ウォーズ』シリーズが大好きで、出国時や眞子さんとのデートでコラボアイテムを着用していました。実は、映画『スリーパーズ』も好み、何度も繰り返し見る作品だというのです。親しい人には、“最近もじっくり鑑賞した”と話しているようです」(前出・在米ジャーナリスト)

『スリーパーズ』は1996年公開のアメリカ映画(日本では1997年公開)。トラブルを起こした4人の悪童が少年院に送られると、看守たちから暴力・性的虐待を受ける。出所後、4人はある事件をきっかけに、法廷を舞台にして看守たちに復讐を果たそうと決意する?というストーリーで、ブラッド・ピット、ロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマンら豪華俳優陣が出演したことで話題になった。

「ブラッド・ピットは、復讐計画の中心となる検事を、ロバート・デ・ニーロは、少年たちに心を寄せる教会の神父をそれぞれ熱演しました。ダスティン・ホフマンは、酒が原因でくすぶっている弁護士という役どころです」(映画関係者)

 ダスティン・ホフマンは裁判が始まっても、自信なさげで挙動不審な「ヘボ弁護士」で役立たず。ところが、復讐のターニングポイントとなる証人喚問が始まると一転、弁護士のプライドを取り戻し、舌鋒鋭く加害者に迫っていく。

「淡々と、しかし言い訳を許すことなく、証人喚問で真実に迫るシーンは圧巻です。小室さんの事務所の得意分野は『企業法務』のようなので、彼が刑事事件にかかわるケースは少ないかもしれません。それでも、弁護士としての矜持を学んだのかもしれませんね」(前出・在米ジャーナリスト)

 特筆すべきは、『スリーパーズ』の舞台がニューヨーク・マンハッタンの「ヘルズキッチン」地区だということ。小室さん夫婦が住んでいたのはその地区のマンションだ。

 ヘルズキッチンは「地獄の厨房」という物騒な名前の通り、一昔前まで非常に治安の悪い地区として知られていた。昨年2月には、小室さん夫婦のマンションのすぐ近くで銃撃事件が発生するなど、現在も治安がいいとは言いがたい。

「なぜ元皇族の眞子さんが、わざわざ“クリーン”とはいえないヘルズキッチンを選んだのかと、ずっと不思議に思っていました。でも、小室さんが『スリーパーズ』の大ファンなのであれば、納得できます」(前出・在米ジャーナリスト)

 晴れて弁護士として働きだし、法務助手時代の数倍の昇給も見込めることから、引っ越しは少し前から計画していたようだ。

「今年に入ってから、小室さんと眞子さんは物件の内見を重ねていたそうです。そのうちの1つの物件が、ニューヨーク州のすぐ隣のニュージャージー州の高級マンション。

 そもそも外出の機会が少ないふたりですから、自宅が広くなれば、ストレスも軽減されるでしょう。セレブ新居には、日本に残してきた母の佳代さんも呼び寄せやすくなるのではないでしょうか」(前出・在米ジャーナリスト)

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