社会学者の古市憲寿氏(時事通信フォト)
一方、キャンドル氏にも批判派がいる。
「広末さんのプライバシーに踏み込んだ話をしていたが、どこまで広末さんの了解を取っていたのか。お互い本当に夫婦円満だったのかな?」
テレビでこう懸念を示したのは、社会学者の古市憲寿氏だ。
爆笑問題の太田光は、相方の田中がキャンドル氏に同情するなか、「(誹謗中傷が続けば)次は私が命を絶とうと思います」という言葉に、「あれは『殺すぞ』っていう脅迫と一緒」と非難した。
前出の山口真由氏も、石原氏とは真逆の見解だ。「私は緻密に計算された策士の横顔を見た」と『現代ビジネス』で指摘した。
同じ不倫騒動を扱いながら、ぶつかり合うコメンテーターたち。前出の下重氏が各陣営を諫める。
「他人が許すも許さないもありません。私たちにできることは、当事者の決断を静かに見守ることだけです」
※週刊ポスト2023年7月21・28日号