上沼恵美子(写真/共同通信社)
作家の下重暁子氏が本誌・週刊ポストの取材に答える。
「配偶者以外を好きになってしまうのは人として当たり前の感情です。恋に落ちるのに理由はないんです。“女性は貞節であってほしい”なんてことを言う男には、いつの時代の話をしているのかと言いたい。人生に一度あるかないかの『本物の恋』が結婚後に訪れることだってある。
子供がかわいそうなんていう声もありますが、親はなくても子は育ちます。この恋を貫き通すという覚悟が2人にあるのなら、子連れ再婚でもすればいい。日本人は血のつながりを重く考えすぎている。お互い、現在の配偶者には最大限の誠意と謝罪をした上で、一緒になればいいんです」
評論家の小沢遼子氏も広末を擁護する。
「女性ばかり追い詰める論調に強い疑問を感じます。男性が仕事帰りに女性のいる店で一杯飲んでも咎められませんが、女性がパーッとやると非難される。不倫騒動で活動休止になるのはたいてい女性です。
働いている女性は職業人、母親、主婦と男性の3倍の役割を背負い込まされている。芸能界の一線で働く広末さんがどれほど大変な立場にいたか、そろそろみんなが気付くべきだと思います。
広末さんに言いたいのは、配偶者とはけじめを付けて、お相手の家族に真摯に謝罪した上で、堂々と『愛し続ける』と宣言すること。仕事も変わらず引き受けるべきです。なんら損害を受けていない無関係の人々の声は放っておけばいい」
「胸がえぐられる」
「寝取られ夫」のキャンドル氏にも応援団がついている。爆笑問題の田中裕二はラジオ番組で、キャンドル氏の単独会見を「全部見た。見ていてつらかった」と発言。
東国原英夫氏も同意見だった。2000年に早稲田大学に入学し、広末とは“学友”だが、キャンドル氏の会見に心が動いたとYouTubeで明かす。
「痛々しいというか、胸がえぐられる気持ちだった。実直、誠実、嘘をつけない正直な人なのかも」
石原良純氏もキャンドル氏の会見となるといつもの騒がしさはどこへやら。『モーニングショー』(テレビ朝日系)で共演したニューヨーク州弁護士の山口真由氏が『現代ビジネス』で明かしたところによると、石原氏は終始うつむき加減でこうつぶやいたという。
「かわいそうだよなぁ。見ていられないよ」
