中居の症状は、大腸に穴があく大腸穿孔の腹膜炎だったとみられる。
「大腸穿孔の腹膜炎が悪化すると全身に細菌が広がって敗血症や多臓器不全となり、命を落とすことさえあります。緊急手術をして、臓器の一部を切除することが原則です」(齋藤さん)
患部を切るだけではすまない場合もある。
「手術で大腸を切除する場合、腸管に穴をあけ、便を体外に排出する人工肛門を造設することが多く、肛門に近い位置の大腸を切除したり、炎症が強すぎて切除した腸をつなぎ直せないと、永久的な人工肛門になります。
また、一時的に人工肛門にし、再手術で腸をつなぎ直して元通り自然排便ができるようにすることもあります」(齋藤さん)
中居は今年1月中旬の『キャスターな会』で復帰を果たすと、3月にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の中継リポーターを担当。その後もダウンタウンの松本人志(60才)との新番組『まつもtoなかい』(フジテレビ系)をスタートし、TBSの大型音楽番組『音楽の日』の総合司会を長時間務めるなど多忙な日々を送るが、手術前とまったく同じ状況ではなさそうだ。
「年明けに復帰した際、中居さんは周囲に『おれのこと死んだと思ったでしょ』と冗談めかして言っていました。大腸を半分以上切り、食事のとり方や量にも大きな変化があり、生活は以前のようにはいきません。それでも、彼はテレビの現場に戻りたくて気力を振り絞っています。
自然体のように見えますが、不屈の精神には頭が下がります」(前出・中居の知人)
最近ラジオ番組で中居は、「いまはお酒をそんなに飲まないので、晩ごはんは30?40分で終わる」「1週間かけて1袋のポテトチップスを食べる」と簡素な食事を告白した。
「一気にたくさん食べられなくなった分、以前に比べると、食べ物に固執している感じもあります。ラジオでも高級なうなぎ屋から大衆的なパスタ屋まで食べ物の話題ばかり(笑い)。それだけ以前よりも食欲が出てきたということでしょう」(前出・芸能関係者)
中居が明るくユーモアを交えて視聴者に“真相”を語る。そういう時期が近づいているようだ。
※女性セブン2023年11月23日号